第19話

【 十八 】
1,202
2026/01/02 12:00 更新




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 あれから3ヶ月経った早朝___
 
 10日後には第3部隊の入隊試験が控えられているためか 、
 
 防衛隊は更に忙しくなっている 。
 
 それに加え 、防衛隊発足以来初の未討伐事件となった“ 怪獣8号 ”についてのことでも持ち切りだろう 。
 
 その怪獣8号とは 、あの日 あなた が見逃した…紛れもない 日比野カフカ である 。




あなた
 …ここで合ってんだよな……? 




 そんな多忙な中 、 あなた は 日比野 と 市川 の職場に訪れていた 。
 
 というのも 、あの件以来中々会う機会が無かったからだ 。
 
 肩に下げたバッグをかけ直し 、 あなた は躊躇うことなく会社の扉を開く 。




あなた
 すみません 、 
モンスタースイーパーさんですか?




 持ち前の爽やかスマイルを振りまきながらそう言う あなた を 、
 
 従業員たちは2度見した 。
 
 ある者は椅子から転げ落ち 、
 
 ある者は飲んでいたお茶にむせている 。
 
 これには思わず あなた が後ずさり 、何か言おうか迷った途端 、
 
 従業員たちの驚愕する声が社内いっぱいに響き渡った 。




徳田
  東條 さッ!?えっ!?本物!!?? 
 
三池
 えッ 、なんで??!! 
 
 本物めっちゃ綺麗…… 
 
衣笠
 う"ぇッほげほッ!!? 
 
吉村
 いってぇ… 
 
あなた
 ………… 💧‬ 




 想像では「 あ 、 東條 さんですか 。 」くらいの反応だと思っていたが 、
 
 まさかこんなに驚かれるとは……
 
 自分の知名度に驚きつつ 、 あなた はコホン 、と咳払いをして話す 。




あなた
 急にすみません 、 
 
あなた
  日比野 さんと 市川 さんは 
いらっしゃいますか?
 
徳田
 い 、いますけど…… 
 
徳田
 どういったご要件で…? 
 
あなた
 少し確認したいことがありまして 、 
 
あなた
 2人は今どちらに? 




  あなた がそう問いかけ 、首を傾げたと同時に 、 市川 が戻ってきた 。




市川 レノ
 え… 東條 さん!? 
 
あなた
 久しぶり 、 




 驚いたように目を見開く 市川 に対し 、 あなた は営業スマイルのままヒラヒラと手を振る 。
 
 2人が知り合いだということを悟った従業員は 、 市川 に言う 。




徳田
 2人とも知り合いみてぇだし… 
 
徳田
  市川 、 日比野 の所に案内してやれ 。 
 
市川 レノ
 はい 、 




 従業員に促されるがまま 、 市川 は「 こちらです 。 」と あなた を手招く 。
 
  あなた は従業員たちに軽く会釈をして 市川 の元へ足早に向かい 、
 
 共に 日比野 がいる現場へ出て行った 。




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市川 レノ
 先輩! 
東條 さんが来てくれましたよー!




  日比野 が朝食をとっている場所に着き 、
 
  市川 は討伐済みの怪獣の上にいる 日比野 にそう呼びかけた 。




日比野 カフカ
 え 、なんで!? 




  日比野 は勢いよく あなた と 市川 の方を振り返るが 、
 
 その姿は怪獣そのものであった 。




あなた
 なんで丸出しなんだよ!!! 
 
日比野 カフカ
 ぐはぁッ!? 
 
市川 レノ
 2回目っすよ…… 




  あなた はすかさず 日比野 に飛び蹴りし 、
 
  市川 は呆れたかのように深いため息をつく 。




あなた
 もう少し危機感を持て! 
 
あなた
 フォルティチュードなんか 
観測されたら只事じゃないからな!?
 
日比野 カフカ
 う 、うっす…… 




 現役防衛隊員のお叱りを受け 、 日比野 はすっかり縮こまって正座をする 。
 
 そんな 日比野 を見て 、 あなた はため息をつき 、
 
 本題に入った 。




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