第4話

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2023/12/10 13:39 更新
ぽつりと母がつぶやいた。
外で遊ばせてあげられなくてごめんね
私の目は見開かれた。

頭の中に小さな電流が走る。
それは、危機を感じる信号のようなもので、
私の身体を緊張させて動かなくさせる。

こういうとき、私は選ばなければならない。


正しい言葉を。


頭の中の歯車がめまぐるしく回転し、
答えを導き出す。
すべては一瞬のこと。
私は、できるだけ声色を明るくして答えた。
(なまえ)
あなた
平気だよ。
(なまえ)
あなた
家の中で遊ぶの、好きだもん
そう言って、母の顔を見る。

母は静かに微笑みながら、
何事もないように髪を梳かしていた。

私は、母が微笑むのを確認してから、
ぎこちなく唇のはしに笑みを貼り付けた。

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