第12話

苦しい...
96
2023/06/18 04:37 更新
やっほ〜.....

のえるだよ〜.....

はぁ...

あのインライの日から数日たったけどここ最近ずっと落ち込んでる。

僕こんなにかなくんのこと好きだったんだな...

かなくんの「ただのメンバー」という言葉が、重石のようにずっしりとのしかかって、取れてくれない。

BL営業にあんなに乗り気で、あんなにくっついてきてくれたから少し期待しちゃったけど、やっぱりかなくんにとったら「メンバー」なんだよね...



あーあ、なんで好きになっちゃったんだろ。


毎日、この考えにたどり着いては落ち込んでを繰り返している僕の心は、もうボロボロだった。


__コンコン...ガチャ
桃和
桃和
失礼します....ってあれ、のえる?早いね!

今は仕事の時間になるまで楽屋で待機中。

しばらく1人になりたくて早めに来たけど、もうそんな時間か。
のえる
のえる
あ、パパ....おはよ..。
桃和
桃和
うん、おはよ。のえる、何かあった?
のえる
のえる
あ、いや、何もないよ?
桃和
桃和
...そっか。もし言いたくなったら言ってね?
そう言って、頭を優しく撫でて向かい側のソファーに向かおうと離れるパパ。

でも、なんだか近くにいて欲しくて、思わず袖を掴む。

するとパパは、僕の隣に座ってもう一度頭を撫でてくれた。

優しくて暖かい手に安心していつの間にか泣いていた僕を心配して、背中をさすってくれる。




あーもう、こんなのもっと泣いちゃうじゃん。

本当は誰にも言うつもり無かったけど、パパにだったらいいか。

僕はもうどこかに吐き出さないと耐えられそうにないほどになっていた。
それから、僕はダムが決壊したようにとめどなく溢れ出した思いを、パパに全部吐き出した。

かなくんのことが好きなことも、BL営業のことも、全部。
のえる
のえる
苦しいよ...
のえる
のえる
助けて、パパ。
be continuous....

プリ小説オーディオドラマ