クラス一同(はぁぁぁあッ!?
俺が初めてプロポーズされたのは、
初対面のお金持ちお坊ちゃんでした…、
ある日を境に、1人の人物から異様なほど執着されるようになってしまった。
そう。この最近転校してきた「すち」というお坊ちゃんから猛烈なアプローチを受けている。
と言っても、なんでこんなことになったのかほんまに分からんし…、てか俺男やし…
てかなんで一緒に登校してるんや、
尚更意味わからん…。
ほぼ初めましてなのにどこが選んでるんよ…
遠回しに断ろうとしても、中々折れないし…
すちくんに気を取られてたせいで、全く時間見てなかった…!! ホームルームが始まるまであと5分…!?
すちくんの隣には、黒光りした高級そうな車が止まっていた。いつ来たんだよ…もお!! こんなんほぼ強制やん !!
ガラガラッ!すちくんの車に乗せてもらったあと、全力疾走で教室まで走ったのでさすがに疲れた…、
小走りで俺を追いかけてくるすちくん。
乗せてもらって申し訳ないけど、一緒に登校したってバレたくないんよ!!
先生( おー、着いたか。席つけー。
俺の隣の席で、ニヤニヤと笑っているこの人は「らん」
中学からの友達で、中性的な声が特徴的。
見た目や声とは裏腹に、サバサバしているらんらん。
逆に俺の方が女々しい所があるかもしれない…。
だって、結婚する人はお金じゃなくてちゃんと好きになった人がええんやもん、!!
それとこれとは話が別っていうか…
放課後みんなが帰り始めると、緑髪の人物が真っ先に自分の机に向かってきた。
横目でらんらんに助けを求めると、冷たく突き放された。俺がどうなってもいいっていうの!?
2人で仲間意識芽生えるのやめて
結局帰ることになったんだけど…
何故か恋バナ始まってます。
正直答えたくもないけど、絶対ずっと聞いてくるやんな、?…めっちゃ理想高く話すか、
何この人 !? もう人間じゃないやろ!!
抜け目がないどころじゃない !!
てかなんでこんなハイスペックなのに、お偉いさんとこのお嬢さんとかと結婚せんの!?
すちくんには無いとこ…、ないとこ…、
あれ…黙ってもた、
さすがに性別を否定するのは良くなかった…?
でも、俺の恋愛対象って女の人やし…、
でもこれって結構傷つくやつじゃ…
目がガチやったんやけど…!?
男の人が男の人を好きになっても変やとは思わん。
実際、すちくんの俺に対する好意を否定してはないし、
なんでこんな必死になってるんやろ、
顔を手で覆って、しゃがみ込むすちくん。
…そんなマズイこと言いました、??
俯いたままのすちくん。
なんとなくやけど、いつもの大人っぽさがなくなって、ちょっとワガママな子供みたいに見える。
真剣な表情で見つめられて、気づけば頷いていた。
…なんか顔熱…、
顔の火照りの原因が分かったけど、認めたくない。
きっとこれは夏の暑さのせいだよ…、
俺が…、そんな…、
その日の夜













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!