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第2話

Prologue
12
2025/09/27 15:09 更新
(なまえ)
あなた
あーっ、タカ、ピアスは外してこいって何回言ったら分かるのっ⁉︎
俺の目の前にいるのは、あなたの名前(フルネーム)。

透き通るような白い肌。
さらさらに流れる黒髪。
きらきらと煌めく双眼。

そして…重力に逆らい、綺麗な形を保っている、二つの柔らかい巨大な双丘。
今日は空色のブラウス。その上からでも分かる大きさ。

………うん、我ながら気持ち悪い。

こんな山の中にある神光宝珠研究室でなければ、間違いなく世の男どもを虜にしていただろう。それほどの美少女だ。
そんなやつが俺の同期で、しかも同じ役職だなんて、一部のやつからしたら喉から手が出るほど羨ましいものなのだろう。

だがしかし。
(なまえ)
あなた
ほらっ、髪の毛も染め直してこいって何回言ったら分かるの⁉︎ 何回も言ってるでしょ⁉︎
鷹斗
鷹斗
地毛ですけど〜?
(なまえ)
あなた
じゃあ地毛証明書もらってきなさいよっ!
俺からすると、こいつはただの弁が立つ、口うるさい風紀委員的なやつである。
しかも、同じ役職というのもまたタチが悪く、あなたの下の名前が余計に責任感を感じてまた世話を焼いてくるのも面倒くさい。
(なまえ)
あなた
ていうか、学羅坂(かぐらざか)さんから書類頼まれてたでしょ?あれやった?
………宿題やろうとしない反抗期の息子を持つお母さんみたいだな、あなたの下の名前。
鷹斗
鷹斗
今からやるんですぅー!
(なまえ)
あなた
今日提出するのにタカの仕事ペースだと間に合うわけないでしょーっ!
俺たちがそんな見苦しい諍いを繰り広げていると。
学羅坂
学羅坂
………いやぁ、鷹斗くんもあなたの下の名前ちゃんも、まぁまぁ落ち着いて。書類なら明日までに出してくれれば大丈夫だから。ね?ほら
と、学羅坂さんに口を挟まれてしまった。
(なまえ)
あなた
学羅坂さんっ!そんなに甘やかしてたらタカ成長しませんよっ!
うるせぇな、こいつ。
鷹斗
鷹斗
いいんですぅー!俺、褒められて伸びるタイプだから!
(なまえ)
あなた
褒められても全っ然成長しないくせにー!何言ってんの⁉︎
と、またまた見苦しい諍い(パート2)が繰り広げられそうになったとき。
学羅坂
学羅坂
ほんっとに落ち着きなさい、二人とも!
と、普段温和な学羅坂さんに制止され、柿ピーを渡される。なぜに柿ピー。
ほんっとに。
嫌いだ!

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