俺の目の前にいるのは、あなたの名前(フルネーム)。
透き通るような白い肌。
さらさらに流れる黒髪。
きらきらと煌めく双眼。
そして…重力に逆らい、綺麗な形を保っている、二つの柔らかい巨大な双丘。
今日は空色のブラウス。その上からでも分かる大きさ。
………うん、我ながら気持ち悪い。
こんな山の中にある神光宝珠研究室でなければ、間違いなく世の男どもを虜にしていただろう。それほどの美少女だ。
そんなやつが俺の同期で、しかも同じ役職だなんて、一部のやつからしたら喉から手が出るほど羨ましいものなのだろう。
だがしかし。
俺からすると、こいつはただの弁が立つ、口うるさい風紀委員的なやつである。
しかも、同じ役職というのもまたタチが悪く、あなたの下の名前が余計に責任感を感じてまた世話を焼いてくるのも面倒くさい。
………宿題やろうとしない反抗期の息子を持つお母さんみたいだな、あなたの下の名前。
俺たちがそんな見苦しい諍いを繰り広げていると。
と、学羅坂さんに口を挟まれてしまった。
うるせぇな、こいつ。
と、またまた見苦しい諍い(パート2)が繰り広げられそうになったとき。
と、普段温和な学羅坂さんに制止され、柿ピーを渡される。なぜに柿ピー。
ほんっとに。
嫌いだ!














編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。