第8話

エピローグ
500
2020/02/27 09:42
その後、数年たって、俺は柱になった。


鬼に恨みをこめて、必死に刀を振りかざした。


そうすると、皆から感謝されて、

自分がいいものになった気がした。


‥でも、消えなくて消えなくてしょうがなかった。


俺が五十人全員殺したこと、

そして、


妹を救えなかったこと。



今日は柱合会議。




鬼になった妹を連れている鬼殺隊の一員がいるそうだ。


妹。 その言葉に俺は過去を思い出した。

でも、鬼殺隊として、柱として、
鬼を庇うことは許されない。

俺はこう言った。


「信じない信じない。そもそも鬼は大嫌いだ。

身内なら庇って当たり前。」




俺と私の逃避行

(終)



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