繁華街 地下場末のバーは
ボンクラ酔いどれ自称非凡人
使い捨てしたいクズと、されたい輩にて大繁盛
混ぜ物多めの安価なバーボン、半端なアンタがよく似合う
酔ったら同じ事、なんてのがお決まりなんだけど
人は孤独を殺すため、虚しいを戻すため酒を飲むんだ
金も時間も肝臓も
なぁ、なんでもやるからさ、二人で居よう?
良いとか悪いとか言うそれ以前に
俺には一切記憶がねぇんだよ
明日もまた猛弁解
飲んだら明日に響くと言うけど
飲まなきゃその明日すらもねぇんだよ
嫌になるぜ、もう一杯
Don’t stop 構わずにもう一杯
明日の行方も、今夜の便も全部無くして、なお大繁盛
プライドと理性捨てりゃ、愛を偽るのは簡単だ
「しー」人差し指で黙らして、以下省略午前二時
結局いつもの事と言やまぁ、おしまいなんだけど
人は誰もが偽善者さ
優しい嘘を餌に狩りをするんだ
血酒、火の酒、苦い酒
ねぇ、優しくするからさ、一人は嫌だ
愛だの恋だのやんやと騒ぐが酔ったら結局誰でもいいんだよ
荒ぶりて暴言タイム
その「誰でも」すら選ばれず
泣くのもダセェし酒を浴びんだよ
嫌になるぜ、もう一杯
Cant'stop 意味も無くもう一杯
ばか はしござけ
馬鹿と煙が梯子酒
登る様はさながら蜘蛛の糸
どこ も かしこも
何処も彼処もクソだらけ
ってオイ、一番クソなのは
お前だ馬鹿
良いとか悪いとか言うそれ以前に
俺には一切記憶がねぇんだよ
嫌になるぜ、もう限界
なん
飲んでもないのに難なく生きてる
アンタの方こそ飲まれてるんだよ
嫌になるぜ、もう一杯
Won't stop 死ぬ前にもう一杯
曲:syudou様
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。