ー赤葦sideー
待って待って。
あなた可愛すぎる。
え、?なんか……
ちょっとカップルっぽいっていうか、リア充感が……
怖がってるのか、震えが伝わってくる。
小動物かな?
カタッ
なんか……笑ってるあなたも可愛いけど
怖がってるのも、これはこれであり。
ヴォアァァァ
いやお化け役の人どんな声ですか。
「1枚、2枚、3枚……」
「7枚、8枚、9枚……1枚足りない……」
あ、後ろから人来た。
「まぁてぇぇぇぇぇぇぇ」
「あの……」
「大丈夫ですか?」
お化け屋敷のスタッフさんにも心配されてる……。
震えながら言われても説得力ないと思う。
というか、あなた涙目じゃない?
……男らしいことくらいしなきゃ
あなたにちょっとはいいとこ見せたい……
今俺はあなたを姫抱き?お姫様抱っこ?しているんだけど
軽すぎる。
ほんとに軽すぎる。
「リア充……爆発してくんないかな……」←さっきのスタッフさん












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。