第2話

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2024/04/04 13:23





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細胞とは全ての生命体の構造と…



なんでこんなに苛々するんだろう
教室に響き渡る理科担当の鈴木の声
黒板に文字を書く音
教科書や参考書の紙の擦れる音
木に引っ付いてミンミーン、と鳴く蝉の声
全ての音を耳が吸い込み頭に響き、ものすごく苛々する



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おいそこ、
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話聞いてんのか?
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お前だぞ、?
U.
U.
は、



席の目の前まで鈴木が来て
教科書でバン、と机を叩かれる



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ったく、
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ノートも出さずにキョロキョロしやがって
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だからいつまで経っても成績が上がんないんだよ



こういう発言も苛々する
私は鈴木の小言を無視し
教室から出て保健室に行った



U.
U.
あ、
U.
U.
はるとじゃん



私の唯一のお友達のはると
ほんとに優しくて優しくて
私には勿体ないくらいのお友達



hr
hr
なんかあった、?


私が怒ってたら1番に気づいてくれるし
いつも相談にのってくれて
前になんで私なんかと仲良くするん?って聞いたら
俺が好きで仲良くしてんだからいいだろ別に、って



hr
hr
俺がなんか奢るから今日はもう帰ろ



奢るよ、なんてカッコつけちゃって
この前お金ないって騒いでたじゃん
まあ、奢ってもらうけど(



U.
U.
ハーゲンダッツうまっ!
hr
hr
女の子がうまとか使うなよ



なんだかんだ言って
こういう時間が1番楽しいし
るとちゃんとお友達でよかった



U.
U.
るとちゃんって家反対だよね??!!
hr
hr
うん、
hr
hr
それがどうした?



いつもしれっと家に送ってくれるし
車道側歩いてくれるし
轢かれそうになったら
乱暴だけど助けてくれるし
実はイケメン?!←



U.
U.
ばいばーい!
hr
hr
気をつけろよ



家の前なのに
気をつけてね、とかかっこいいかよ



U.
U.
ただいまー
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おかえり、
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今日も授業抜け出したんだってね



ああ、また口うるさく言われるんだ
そう思っていたけど
隣に見知らぬ人が座っているのに気づいて
少し安心した



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ごめんなさいね
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こんな子ですがよろしくお願いします



お母さんがそう言うと
黒いスーツを身にまとった男の人は



jk
jk
全然いい子じゃないですか、



この人の目には何がうつっているのかはわからないけど
私のことでは無いだろう←



jk
jk
これからあなたちゃんを担当します
jk
jk
家庭教師のジェヒョクです



太陽みたいな暖かい笑顔で微笑む貴方に
私も自然と笑みが溢れた





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