とある朝、それぞれがホテルで目を覚まし、ベッドから起き上がる。しかし、その瞬間違和感があった。体が軽く感じる者もいれば重く感じる者もいる。自分の思い違いかと思い、ふと立てかけてあった全身鏡を見ると、全員が驚くこととなった。そう、この5人は自分とは全く違う人物が鏡に映っていたからだ。
スマホを取り出し、顔認証で開け、Mystaのスマホに電話をかけた。その瞬間ワンコール終わる前にすぐ電話に出た。
2人は困惑し、他の3人にも電話をかけ、Shuの部屋に全員集合した。
ーShuの部屋ー
ースタジオー
スタジオに着くと、スタッフさんは笑顔で挨拶をしてくれた。5人はそれっぽく挨拶をし、予約された部屋に入ると、すでに今日参加するENのメンバーがワイワイと賑やかに話していた。
そう言ってEliraはそそくさと向こう側にいるENガールズのもとへと行った。
SonnyはLucaとIkeの顔を見て、首を傾げた後にAlbanとどこかへ行ってしまった。
5人はIkeの話を聞き、少し考えた後、頷き、セットの中に入ってそれぞれスタンバイした。
そう言ってマイクを手に取ると、元気よく歌い始めた。その間に5人は内心ドキドキして考え込んでいた。
見た目がIkeのLucaはVoxが気づいていないことを悟り、肘で突いて合図を出した。
Voxは曲を選択し、マイクを手に取った。曲が流れようとした瞬間、Ikeの見た目をしたLucaが割り込んできた。
VoxはIkeの見た目をしたLucaの肩に手を回し、1つのマイクで楽しそうに歌った。チャットの様子もデュエット!?やTSKR〜などと言った反応が寄せられていた。
Luca達が歌い終わると、汗ダラダラの状態で席に戻ってきた。
そこで軽い雑談パートへと入った。
指摘されて見てみると、Ikeの見た目をしたLucaはガニ股で座っており、Mystaの見た目をしたIkeは足を少し内股気味で座り、Shuの見た目をしたMystaはガニ股で座り、Voxの見た目をしたShuは足を閉じて姿勢良く座っていたのに気がついた。
チャット欄を見ると、「言われてみれば...!」や「どうした!?」、「なんか今日のLuca、Voxみたいな所作だな〜」など驚いている声が多かった。
するとIkeの見た目をしたLucaは立ち上がり、みんなの方へ向いてにっこりとした表情で口を開いた。
そう言ってVoxの見た目をしたShuはテーブルに置いてあったマイクを手に取り、曲を選択した。その姿は堂々としており、深呼吸をした後、イントロが流れ出した途端に突然謎の独特すぎるダンスをし始めた。
歌っている時にも謎のダンスをしたり、ピョンピョンと飛び跳ねていたりした。チャット欄を見ても「いつものダンス始まった〜!」や「LMAOOOO 」などの反応がきていて誰も疑っている様子はなかった。歌い終わると、Voxの見た目をしたShuはやり切ったような雰囲気で席に戻ってきた。
Shuの見た目をしたMystaは顔が青ざめ、一瞬硬直した。
そう言って選んだのが…"Daddy Daddy Do!"だった。
そのまま2人は歌詞を途切れさせることなく、感情を込めて歌い切った。
歌い始めると、3人は楽しそうにダンスをしながら時を過ごした。デスボパートに差し掛かる時にMariaは高音の絶叫、Ikeの見た目をしたLucaは指示通りにポーズを取り、Mystaの見た目をしたIkeはヘドバンをしながら後ろを向き、バレないように低い声を出してデスボをした。
やがて3人が歌い終わると、笑顔で席に戻ってきた。その後も続々とソロ、デュエット、トリオなどといった構成で歌い、1時間が経った。
Eliraは画面に向かってそう言った後、手を振りながらそのままスタッフが待機画面に切り替えた。5人はホッと一息をし、集まって作戦会議をした。
そう言ってVerは5人を連れて別な小さな個室に移動した。扉を閉め、Verは一呼吸した後にこう言った。
5人は目を瞑り、Verは意識を集中させ、片手を5人に向けてまっすぐ伸ばすと、たちまちに部屋の中が光で溢れた。
Verは全員合致するまで何回も試した。そしてついに…
こうして6人は急いでスタジオに戻り、弁明をみんなにすると、いつもの調子でカラオケを行い、無事に配信を終えたのであった。
〜配信終了後〜
そして5人はワイワイと騒ぎながらスタジオの廊下を歩いた。一方その角では、誰かが覗いているようだ…

























編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。