今回はVoxの職業(?)である「鬼」を体験することになった。
ある日、Voxは用事を足しに鬼の世界へ一時的に戻ることになった。そして他の4人もVoxに着いていくことになった。Voxが日本刀のような刀で空間を切ると、そこから鬼の世界へとつながるゲートのようなものが現れた。5人は意を決して飛び込むと、気づいたら地面で倒れこんでいた。
ー鬼の世界ー
そう言ってLucaはキラキラした目で小走りで向かって行った。
ー鬼の町ー
町へ着くとそこは、いろんな種類の鬼達がいて町が栄えていた。
5人は町の通りを抜けると、1つの役所のような建物に着いた。扉を開けると、何十人もの鬼の役員達が忙しそうに業務をこなしていた。辺りがてんやわんやしてる間、群衆をかき分けながら一人の受付にいる鬼にVoxは話しかけた。
廊下の奥へ進み、エレベータへ乗ると10階のボタンを押した。
そう話しているうちに10階へ到着した。ドアが開くと、広々とした壁一面大きなガラス窓の部屋に1人スーツを着た鬼が外を眺めていた。
4人はそれぞれ握手を交わすとボスはVoxに向けて話を始めた。
ボスがVoxを呼び止めようとしたが、Vox達はすでに部屋を出て行ってしまった。
ー町のストリートー
そう言ってShuが指さしたのは赤い塗装のされた背の高い塔だった。
Vox達は塔へ行き、最上階まで登るとそこから見える景色を見渡した。
塔を降りてお祭り会場に着くと、通ってきたストリートよりも鬼が多くいて、吊り下がっているたくさんの提灯も赤く妖しく光っていた。
Mystaは屋台から嬉しそうに食べながら歩いてきて、Shu達に味の感想を伝えていた。
Voxとその友人はしばらく話が弾んで話し込んでいた。
フードを被って顔の見えない鬼はMystaにぶつかり、そそくさと路地裏へ走っていった。
Mystaも慌てて犯人を追いかけた。一方で...
4人は一通りお祭り会場で探した後、今度は会場のすぐそばにある路地裏へと入っていった。辺りは狭くて薄暗く、誰もいなかった。
Shuは何かに気づくと、地面に落ちている一つの物を拾い上げた。
一方でMystaはというと、4人の予想通り、鬼達に捕らえられていた。冷たい床の上で、両腕、両足を縛られていて口も塞がれていて動けない状態だった。
Mystaは左右に激しく動いたが、縄が緩む感覚がしなかった。
そう言うと、鬼はMystaの財布を床に雑に落とした。
Mystaは動揺して再び無造作に動いた。けれど、それも虚しかった。
ナイフを取り出して鬼が近づいてくると、Mystaはさらに動揺して涙目になりながらなんとか逃げようとした。鬼がMystaの頭を押さえつけると、ゆっくりとナイフを振り上げた。
そう言い、まさに振り下ろされそうになったその時だった。
バァァァァン!!!!!(銃声が鳴り響く音)
銃声が聞こえMystaは目を開けると、振り下ろされそうだった鬼の腕から血が出ていた。どうやら銃が腕に命中したらしい。
鬼がそう叫ぶと、窓やら扉やらを誰かが蹴破ってきた。
4人はとんでもないくらい恐ろしいオーラを出しながら、鬼に近づいて行った。
鬼達は自信ありげに4人に襲い掛かったが、今の4人には誰一人として勝つことができずに息絶えてしまった。
そう言ってShuはMystaの縄を解き、口に塞がれていたものを外すとMystaはShuに泣きついてきた。
VoxはポケットからMystaのレンズを取り出し、見せつけた。
そして5人は最初の地点に戻るべく、桜並木道を通っていた。
ー桜並木道ー
こうして5人は無事に元の世界へと帰ったとさ。



















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!