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第1話

第1話
37
2021/04/29 09:06 更新
僕らはいつも一緒だった。
たった一つの嘘で誰かが傷ついてしまうことなんてまだ誰も想像していなかっただろう・・・・。

西城美樹
西城美樹
ちょっと!亮太!
俺、城島亮太のカバンを振り回しながら追いかけてくる女子高校生は、幼なじみの西城美樹。
ったく女のコなんだからもっとおしとやかにしろよー
城島亮太
城島亮太
それより、美樹。お前に言いたいことがある
西城美樹
西城美樹
なに?亮太。なんか文句あるの?
城島亮太
城島亮太
この前の日曜日、すっぼかしただろ
西城美樹
西城美樹
ちょっと亮太!それは・・・
城島亮太
城島亮太
というかいつもすっぽかすよなぁ
と、そんなオレたちの姿を笑って見守るのは・・・
木藤亜矢
木藤亜矢
ふふっ、おはよう。亮太君、美樹ちゃん
城島亮太
城島亮太
おは・・
西城美樹
西城美樹
おはよう、亜矢。
バン。俺の顔にカバンを押し付け挨拶する美樹。
いてぇよ!
城島亮太
城島亮太
な、なにすんだよ
西城美樹
西城美樹
😛
木藤亜矢
木藤亜矢
くすくす
山崎光一
山崎光一
おまえらまたやってるのかよ(笑)相変わらずだな
草野亜美
草野亜美
こりないよね
山崎光一
山崎光一
お前らと一緒にいたら恋もできないかもなーまた、1年間一緒だもんなぁ
そう私達は、1年に引き続きみんな同じクラスになったのだ。
西城美樹
西城美樹
ちょっとなにそれ!!わたしたちと一緒はいやってこと?
風間潤
風間潤
なぁ、それよりさ二人って付き合ってるんじゃないのか?
亮太&美樹
えっ?
普段は無口な潤がオレたちの喧嘩にめずらしく口を挟んだ。
そして思わず同時に振り向いてしまった。
風間潤
風間潤
なんだよ、その反応は。もしかして図星?
西城美樹
西城美樹
ま、まさかそんなわけ無いじゃん!
城島亮太
城島亮太
そうそう。こいつはただの幼なじみで男友達みたいなもんだよ
西城美樹
西城美樹
ちょっとなにそれ!わたしは女だ!
城島亮太
城島亮太
女に見えねぇよ
だって、そうやっていなきゃ亜矢を傷つける。
私達、中学生の時から、なんとなく気があってずっと一緒にいて・・・
高校まで一緒になって・・・

本当は、亮太と付き合っているだなんて・・・・。

わたし、言えないでいるの。
亜矢が亮太に片思いをする前からわたしは亮太と付き合ってるの。

草野亜美
草野亜美
ずっと気になっていたんだけど・・・亜矢って亮太が好きだよね
木藤亜矢
木藤亜矢
えっ?
校舎に向かう途中の道。
西城美樹
西城美樹
もう、亜矢ったらわかりやすいリアクションしないでよ。知ってるよ?亮太が好きなこと
木藤亜矢
木藤亜矢
だって、亮太君、きっと美樹ちゃんのことが好きなんだよ。
西城美樹
西城美樹
えっ?まさかそんなはず・・・
そう、わたしは亮太がずっと好きだった。
だから、中学の卒業式のとき・・・
城島亮太
城島亮太
美樹・・・
西城美樹
西城美樹
えっ?なに?
城島亮太
城島亮太
俺、お前が好きだ
すごく嬉しかった。
だから、思わずOKしちゃってそれからつきあっている。
これは内緒の交際なの。
仲間にも言えない内緒の交際……。
でも、それを知ったら傷つくのは亜矢だ。だから、私達はいつものように振る舞っている。

ただの幼なじみとして・・・・。


ずっと隠してきたんだもん。
きっと大丈夫だよね?


でも、その友情を崩す関係になっていくなんてこのときは思ってもいなかった。

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