第5話

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2026/03/25 16:04 更新



あなた
 とうや…? 
knmc
 これをこうして… 
 
knmc
 ほら、いいでしょ。これ 





  昨日は一緒に夜ご飯を食べて、

  お風呂からあがったら髪を乾かしてもらって

  一緒のベッドでとうやと寝た





  ____そして朝。



  昨日、とうやは「 荷物が届く 」と

  言っていた。どうやらソレが届いたらしい



  朝から一体何を…と思っていたら、

  とうやが突然私に両手を出すように

  言ったから大人しく従っただけ。



あなた
 なに? これ… 



  ダンボールから取り出すなり、とうやが

  私の手首に付けてきたのは手錠。



  …といっても両手首は繋がれてなく、

  それぞれの手首に付けられた輪っかから

  長い鎖が伸びていた



knmc
 両手が繋がってたら、 
 動きにくくて不便でしょ? 
knmc
 だからちゃんと両腕が 
 自由に動かせるように別々で 
 鎖付けてみたけど…どう? 
あなた
 どう、って… 
knmc
 手首が痛いとか、 
 鎖が重いとかなければ 
 いいんだけど。 
あなた
 それは大丈夫だけど… 
knmc
 そっか、ならよかった 
knmc
 あぁでも、鎖は長いから 
 踏まないようにだけ 
 気をつけてね、怪我する 
あなた
 うん、…? 



  目線を足元に向ければ、それはそれは

  長い鎖がそこにはあった


  こんなに長いの、邪魔なだけじゃ?

  っていうか、なんでわざわざ手錠なんて

  私に付けるの? なんのために?



あなた
 あの、とうや、 
knmc
 ん? どうかした? 



  私が困惑してる理由など、

  まるでわからないとでも言うように

  首を傾げたとうやに、不安が増す



あなた
 これ、なんで私に付けるの? 
knmc
 なんで、って… 



knmc
 あなたが家から 
 出ないようにするためだよ 
knmc
 当たり前でしょう? 
 外は危ないよ 
あなた
 ぇ、わ、私…もう勝手に 
 家から出ないよ…? 
knmc
 それはよかった 
 出ちゃダメだよ? 



  私の言葉に頷いて、ニコリと微笑むだけで

  とうやは手錠を外してはくれない



knmc
 大丈夫、きっとそのうち 
 外すだろうし…とりあえず 
 今は我慢してくれる? 



  私と目線を合わせるように少しだけ

  屈んだとうやはそう言い放つ


 「 そのうち外す 」。

  とうやがそう言うのなら、きっと本当に

  外してくれるのだろう。



あなた
 …わかった 



  小さく頷いてとうやの目を見ると、

  とうやは優しく目を細めた



knmc
 あなたは偉いね、いい子 



  そう言って私の頭を撫でるとうや。


  とうやに撫でられるのは嬉しいけど、

  今だけは、そんなことよりも

  胸の奥がずっとモヤモヤとしていた気がした



あなた
 ( 気のせい、なはず ) 



  自分に言い聞かせるように心の中で

  何度も「 気のせいだ 」と呟く


  そうしていれば、自然と本当に

  気のせいだと感じれた



knmc
 ちなみにその鎖、 
 家の中でなら自由に 
 歩き回れるよ 
knmc
 外までは伸びないけど 
knmc
 …無理に引っ張ったら 
 手首痛くなっちゃうから 
 絶対にしちゃダメだよ? 
あなた
 …うん 



  圧をかけるように並べられた言葉に

  ほんの少し怯みそうになるが

  なんとか声を出して返事をする



  もう一度「 いい子 」とだけ言って

  とうやは学校に行く準備をし始めた



あなた
 ……… 



  やけに、手首に付けられた鎖が重く感じた



♥︎⁡ ‘ 𝗥𝘂𝘄𝗼𝗻
♥︎⁡ ‘ 𝗥𝘂𝘄𝗼𝗻
 再掲前とは展開が 
 変わってますがあまり 
 気にせず楽しんで 
 いただけたら……!! 


 ✧︎  ✧︎  ✧︎
 ✧︎  ✧︎  ✧︎

♥︎⁡ ‘ 𝗥𝘂𝘄𝗼𝗻
♥︎⁡ ‘ 𝗥𝘂𝘄𝗼𝗻
 せなな , yuki様 , 
 スポラ感謝です! 🎀 


♥︎⁡ ‘ 𝗥𝘂𝘄𝗼𝗻
♥︎⁡ ‘ 𝗥𝘂𝘄𝗼𝗻
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