第4話

3 .
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2026/03/25 10:40 更新



 あなた side










  出会ったのはただの偶然だった。



  とうやと出会ったあの日から、

  毎日美味しいご飯を食べさせてもらえて

  嫌なことなんて何ひとつない生活。



  とうやはいつも優しいし、

  もちろん怪我も増えることなく

  むしろ治っていった怪我ばかりだ。


  まともな食事もとっていなかったせいで

  酷く痩せていた身体も、平均体重よりかは

  まだ軽いが、十分年齢にあった体重となった





  とうやと出会って早くも

  1ヶ月半ほど経ったある日。


  そろそろ とうやが学校から帰ってくる

  時間のはずだが何だかいつもより遅い



あなた
 ( 今日は遅いのかな ) 



  ソファで横になったりして、

  さらにのんびり過ごしてから1時間。





あなた
 ……… 



  さすがに遅い気がする。


  大丈夫かな、何かあったのだろうか。


  一度そう思うと、不安ばかりが込み上げる。

  身体を起き上がらせて、

  ゆっくりと玄関へと足を向ける





あなた
 ( 近くにいないかだけ… ) 



  内側から鍵を開けて、ドアノブを掴んで

  そのまま扉を押したとき


  ふわりと冷たい風が頬を撫でると同時に

  目の前に大きな影が覆いかぶさった



knmc
 ぅわ、勝手に開いたと 
 思ったらあなたか 
あなた
 とうや、? 



  ちょうど帰ってきたところだったのだろう。


  とうやは少しだけ驚いたように目を丸くして

  こちらを見下ろした



あなた
 遅かったから、 
 なんかあったのかと思った 
knmc
 あぁ、…なるほど 



  何故か片手で頭を抱えたとうやに

  首を傾げていると、背中を押されて

  家の中へ入るように促される



knmc
 いやー、ちょっと 
 言い忘れてたね 
あなた
 ……? 
knmc
 あなた、今度から 
 留守番するときは 
 勝手にひとりで家から 
 出たらダメだよ 
knmc
 約束できる? 
あなた
 …? うん、わかった 
knmc
 いい子(笑 



  理由はよくわからないが、

  きっと危険だから…とかだろう。


  頭を撫でられて、ほぼ無意識に

  目を細めると頭上から優しく笑う声が

  鼓膜を揺らした



knmc
 かわいいなぁ…(笑 
 
knmc
 もう少ししたら一緒に 
 ご飯食べよっか 
あなた
 うん…あ、とうや 
knmc
 ん? 
あなた
 明日って、帰るの早い? 
knmc
 あー…どうだろう 
knmc
 今日よりかは早く 
 帰れると思うけど 


knmc
 明日は荷物が届くからさ 
あなた
 そ、っか… 



  こちらを見下ろすとうやの瞳に

  ハイライトが見えなかったのは

  きっと気のせいだったはず。



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