第12話

【雷橘雷】⚠️ありえん短
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2026/01/04 12:03 更新
(昔々に書いたものデス)
(34.5話の絡み㌿𝓶𝓸𝓷𝓮𝔂𝕋𝕙𝕒𝕟𝕜 𝕪𝕠𝕦 ❤︎")









あなたの無事を願いたい。
その言葉を、そのまま口にしたら。きっとあなたはまるで子供に対して、しょうがないな、と慈悲を与えるような笑顔で俺に笑いかけるだろう。何度その鈍感さに溜息をついたことか。




「お互い、任務頑張ろうね。」
「………ああ。」




俺が心の中に持っているこの確かな愛情は、あなたに正しく伝わっているのだろうか。電話越しでは表情も分からない。桔梗の声色はいつも通りの陽だまりのような柔らかい声だった。




「…………おい。その…怪我したら、ゆるさへんかんな。」




この言葉を発する時だけ。心底表情は、体温は相手に伝わらなくていいと思った。声色すら、少し震えていた気がするというのに。




「うん。……君もどうか…何事もなくいてね。」




返されたその言葉は、声色は。いつもよりも少し、ほんの少し。確かな愛が伝わったと、思わせてくれた気がした。

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