第3話

【3】
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2024/03/12 11:31
✩.*˚ R 視点 ✩.*˚
りうら
……ッあっ…
どうしよう…いふにぃを守りたい一心で、お母さんに逆らっちゃった…。


……いや、これでいふにぃが辛い思いしなくなれば、いいんだ、たとえりうらが犠牲になっても…。
……ッ
…りうら。
お母さんは声を低くしてりうらを睨んできた。



……早くりうらを追い出すなら追い出して、奴隷にするなら奴隷にしなよ。
……あなたをそんな子に育てた覚えはないわ。
りうら
……
 
期待して損したわ。もういい、出ていきなさい。
りうら
……わかりました
いいんだ、これで、りうらがいなくなっても初兎にぃといふにぃが幸せになってくれれば、それで。



……でも、これじゃありうらの方が幸せになっちゃいそう。



追い出されたら、自由じゃんか……。
りうら
……最悪ッ…
自分が救われちゃったら、何も意味ないじゃないか。



2人にも会えなくなって、2人は辛いまま、りうら頭良くないからそんなとこまで、読んでなかった……。
りうら
……馬鹿だな、りうら。
……2人とも、ごめんなさい______________
















































初兎
___________待ってや!!!!!
りうら
……ッ!?
初兎……にぃ…?
初兎
りうらだけが出ていくなんて、おかしいやろッ!!!!!
初兎
だったら、俺ら3人で出てくッ!!!!!
いふ
!?
……は?
何…?初兎、あなたも私に逆らうつもり?
私は、完璧な子に育てたはずなのにッ!?
いふ
……ッあ
いふ
し、初兎、1回落ち着いて……
初兎
……あ
初兎
…ごめ、ん……
初兎にぃは落ち着いたのか、その場に座り込んだ。



初兎にぃは、時々こんな感じで暴走するから、毎回いふにぃが止めてる。



……りうらも、あんなふうになりたいな。毎回暴走はしたくないけど。
いふ
……
いふ
お母さん……
喋りかけないでちょうだい。
いふ
……
このふたりがこんなになったのは、きっとあなたが原因でしょう……?
あなた達は兄弟なんだから、きっとどこかであなたが間違ったんだわッ!!!!!
いふ
……
あなたは長男だものねッッ!?なら兄弟の面倒も見るのはあなたの責任よね!?

……何その勝手な感想は。


やっぱり、この人は俺らのこと、道具おもちゃとしか思ってないんだ。



……自由に操りやがって…。
なら、この責任は全てあなたが背負いなさい!!!!!
いふ
……なんでや
……はっ?
いふ
なんで、子供がみんな悪いことになるんや、きっとどこかに、あなたがやった責任があるはず。
いふ
…それは、自分にはわからないもの。あなたは今、あなたの責任を全部俺にぶつけてる。
……
____________ッッッ
もういいわッッッ!!!!!あなたも逆らって私のせいにするのなら、出ていきなさい!!!!!
いふ
……分かりまし
ゴッ
いふ
い"ッッ……
……これは最後の罰よ。
もう二度と、その生意気な顔を見せないで。


……いふにぃが…たた、かれた…



なんで……?なんで?なんで…なんでなんでなんで
いふ
ッ……
初兎
いふにぃ……
いふ
……大丈夫や、行こ
りうら
……
全部……























りうらのせいだ……ッ
✩.*˚  S 視点 ✩.*˚
何とか、家からは抜け出して自由になることはできた。


けど、帰る場所もなければお金もない、絶望的な状況だった。
りうら
……ッ、いふ…にぃ…ポロポロ
いふ
え、り、りうら!?
初兎
りうら、どうしたん、!?


りうらが急に泣き始めた。



家に出る前になんかされたんか…?
いふ
どうしたん、りうら、ゆっくりでいいから、俺に話してみ。

いふにぃがりうらに優しく声をかける。
りうら
……ッあ、あの、ね…ッり、りうらのせいで…いふっにぃが叩かれて…ごめッごめんなさい…ポロポロ
いふ
……???
いふ
あれはりうらのせいちゃうで?あいつの頭がおかしいんや!だから、謝んなくていいんよ?もう終わった事だし。

そう言っていふにぃがりうらの頭を優しく撫でる。
いふ
ナデナデ
初兎
!!!
すると僕にも撫でてくれた。



やっぱり…うちのお兄ちゃん、神すぎる……
いふ
さて、これからどないしよw
そう言って苦笑しながらもスマホを見るいふにぃ



スマホはみんなこっそり持ってこれた。
初兎
流石になにか食べないと…やばいよね
いふ
俺は大丈夫だけど、2人が可哀想だから、何とかしてご飯探さないと……

弟優先とか、やっぱりうちのお兄ちゃん神すぎる…


……やっぱ、こんな優しいお兄ちゃんに手出したあいつら…クソ嫌いやわ、
いふ
とにかく……疲れたから、そこの木の下で寝ててもいぃ……?

いふにぃが声を少し高くしてきいてくる。


出た、いふにぃのねむねむモード
初兎
まぁ、僕も疲れたから……いいと思う
いふ
よし、じゃありうらも行くぞ……ッて、もう寝てるんやけど…?
初兎
りうら泣いてたしな…wじゃあ、僕も寝るね。おやすみ、いふにぃ
いふ
うん、おやすみ、初兎


そこから僕は眠りについた_________________
ぬっしっし
( ᐛ👐)パァ((
ぬっしっし
いやごめんほんとごめんわかちゃ、なんか変に長くなって変なとこで切っちゃった((
ぬっしっし
続きよろだよん(   ᐕ)
ぬっしっし
2話はわかちゃの方の小説で出てるから、そっちも先に見てね!
ぬっしっし
リンクは貼ってはるよん
ぬっしっし
じゃあ、おつゆり!

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