第3話

日常二日目
429
2025/04/08 09:33 更新
みこと
んっ…はっ、あ…ちゅ、う…。
かなめ
ふふっ、みこと君、息継ぎ上手ですね…。
しゃるろ
かなめにばっか集中してないで俺も相手してよ、みこと君?
みこと
ふ、あっ…ちょっと、待っ…。
VOISING事務所の一室でみことはかなめとしゃるろに交互にキスを落とされていた。最初はそんな雰囲気なかったのだが、かなめとしゃるろの我慢が効かなくなり、それからは早かった。
暇72
…みこと、気持ち良さそ…。
独り言のように呟くなつに、微笑みを浮かべたこったろが語りかける。
こったろ
…してあげようか?なつ君にも。
暇72
へっ!?そ、そういうつもりで言ったんじゃ…。
そういうつもりじゃない、そう言いつつも暇72の瞳には期待が浮かんでいる。
暇72
ん、むっ…んんッ…ふ、は…。
結局口だけの抵抗は意味を成さず、暇72の口はこったろによって塞がれる。
LAN
…社畜の前でイチャつかないでほしいんだけど…。
その様子を眺めていたLANはイライラと口を開く。
悠佑
どうしたん、LAN。ピリピリしてるやん。
LAN
繁忙期なんだよ、忙しいの。おれだってイチャイチャしたいのに目の前でイチャつかれて…。
悠佑の言葉にLANはぶつぶつと独り言を呟く。
悠佑
ならオレが相手してやろか?
LAN
ふーん…。言ったね?
悠佑
へ?
一瞬の内に悠佑の両手をまとめ上げて、ちゅ、とキスを落とすLAN。
悠佑
んっ!?んんッ…は…っ、ちょ、LAN!?
LAN
アニキが言ったんでしょ、相手してくれるって。
悠佑
いや、逆…!
反論しようとした悠佑を後ろから抱き締める一つの影。
初兎
ゆーう君。
悠佑
初兎!?お前…!
初兎
今ならLAN君と二人で悠君に勝てそうやなぁ。
悠佑
マジかお前ら…!
ようやく悠佑に焦りが見え始めるも、時すでに遅し。初兎に動きを封じられ、LANに両手を拘束されていては抵抗もできない。
LAN
自分の言ったことには責任持たないと。ね?アニキ。
初兎
男らしい悠君はまさか約束守れへんとは言わんよなぁ?
悠佑
ぐっ…そういう意味やなかったのに…日本語って難しいんやな…。
抵抗を諦めた悠佑を見て、暇72とこったろは口を開く。
暇72
LAN、忙しいんじゃなかったのかよ…。
こったろ
アニキくらい鍛えてても二人に拘束されると抵抗できないんだ…。
暇72
こた、着眼点そこなんだ…。
こったろ
なつ君こそ着眼点そこなんだね。
暇72
てかLAN、するなら個室行けよ。
至極真っ当な暇72の突っ込みにLANは“えー”と声を漏らす。
LAN
移動面倒くさいしここでやってもよくない?
初兎
今更公開プレイとか誰も気にせんやろ。
LANに同調するように怠そうに呟く初兎。
悠佑
いや、そりゃお前らは気にせぇへんやろうけど、オレは気にするんやけど…?
LAN
まあまあ、そんなの気にしなくなるくらい気持ちよくしてあげるから。
悠佑
あ、これ本格的に話聞いてもらえない感じなんや…。
悠佑が諦めかけた頃、意識が覚醒してきたみことは必至にかなめとしゃるろに抵抗していた。
みこと
も〜!なんでおればっか攻められるん!?
しゃるろ
え〜だって、みこと君可愛いし…。
かなめ
うん、キュートアグレッションってやつ?
ニコニコの笑顔で答えるしゃるろとかなめに、みことは少し恐怖を感じた。
かなめ
大体みこと君に攻めなんてできるの〜?
みこと
うぇ!…で、できる…。
言葉ではそう言っているものの、みことはそわそわと視線をあちこちに動かしている。
しゃるろ
そういうのが可愛いんだよなぁ…。
かなめ
やっぱりみこと君は受けだよ…。
噛み締めるように呟くしゃるろとかなめに、みことはまた不満げに頬を膨らますが、すぐにキスでとろとろにされていた。

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