VOISING事務所の一室でみことはかなめとしゃるろに交互にキスを落とされていた。最初はそんな雰囲気なかったのだが、かなめとしゃるろの我慢が効かなくなり、それからは早かった。
独り言のように呟くなつに、微笑みを浮かべたこったろが語りかける。
そういうつもりじゃない、そう言いつつも暇72の瞳には期待が浮かんでいる。
結局口だけの抵抗は意味を成さず、暇72の口はこったろによって塞がれる。
その様子を眺めていたLANはイライラと口を開く。
悠佑の言葉にLANはぶつぶつと独り言を呟く。
一瞬の内に悠佑の両手をまとめ上げて、ちゅ、とキスを落とすLAN。
反論しようとした悠佑を後ろから抱き締める一つの影。
ようやく悠佑に焦りが見え始めるも、時すでに遅し。初兎に動きを封じられ、LANに両手を拘束されていては抵抗もできない。
抵抗を諦めた悠佑を見て、暇72とこったろは口を開く。
至極真っ当な暇72の突っ込みにLANは“えー”と声を漏らす。
LANに同調するように怠そうに呟く初兎。
悠佑が諦めかけた頃、意識が覚醒してきたみことは必至にかなめとしゃるろに抵抗していた。
ニコニコの笑顔で答えるしゃるろとかなめに、みことは少し恐怖を感じた。
言葉ではそう言っているものの、みことはそわそわと視線をあちこちに動かしている。
噛み締めるように呟くしゃるろとかなめに、みことはまた不満げに頬を膨らますが、すぐにキスでとろとろにされていた。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。