第39話

傍観者
133
2024/12/04 15:17 更新
あなた
シャーディス教官が団長だった…!?
ハンジ
ハンジ
あぁ、私達も会うのは久しぶりだ










エレン
エレン
シャーディス教官
こちらを振り返った教官にエレンは敬礼をした。
キース
キース
どうしたブラウス、座らんのか?
サシャ
サシャ
いいえ、私めはこちらで結構です
キース
キース
…確かお前はこの教官室に呼び出されてはよく絞られてたな…
あ〜、そういえばサシャはよく芋や肉を盗んで叱られてたなぁ〜w
キース
キース
…あれからたった数か月
皆、見違えるように変わった
ハンジ
ハンジ
シャーディス団長…いえ教官殿
ハンジ
ハンジ
ウォール・マリア奪還を目前に控えた我々が今ここに詰め寄る理由を察しておいででしょうか?





キース
キース
エレン…お前は母親とよく似ているな
だが…その瞳の奥に宿す牙は父親そのものだ
エレン
エレン
……
エレンは勢いよく立ち上がった。
エレン
エレン
話して下さい!!
知っていることすべて!!
キース
キース
何も知らない、結論から言えばな
だが人類の利にはなり得ない話でよければ聞いてくれ
キース
キース
傍観者にすぎない私の思い出話を___





ウォール・マリア、シガンシナ区壁門の目前にグリシャはいた。


彼は名前と医者ということしか覚えていなかった。


調査兵団のことを「特別な存在」「選ばれし者」と言う。


そして845年、ウォール・マリアが破壊された日、グリシャに会った。


彼は避難所にいたエレンを森へ連れて行った。


だが、それっきり行方不明。


そして倒れていたエレンを寝床に戻した。





キース
キース
それが私の知るすべてだ
エレン
エレン
…それだけですか?
キース
キース
他には何も…
ハンジ
ハンジ
あなたほどの経験豊富な調査兵がこの訓練所に退いた本当の理由がわかりました
ハンジ
ハンジ
成果を上げられず死んでいった部下への贖罪しょくざい…ではなく
ハンジ
ハンジ
他の者に対する負い目や劣等感、自分が特別じゃないとかいった…そんな幼稚な理由で現実から逃げてここにいる
あなた
……
リヴァイ
リヴァイ
…よせ、ハンジ
ハンジ
ハンジ
あんたの劣等感なんかと比べるなよ
個を捨て公に心臓を捧げるとはそういうことだろ?
エレン
エレン
やめてください、ハンジさん
あなた
エレン…
エレン
エレン
教官の言う通り…オレは特別でもなんでもなかった
エレン
エレン
ただ…特別な父親の息子だった
オレが巨人の力を託された理由はやっぱりそれだけだったんです
エレン
エレン
それがはっきりわかってよかった…





キース
キース
お前の母さんは…カルラはこう言っていた





この子はもう偉いんです





この世界に生まれてきてくれたんだから





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