はぁはぁ…
保健室に行こうと意気込んだのは良かったものの、
そういえば入学したばかりで保健室の場所を知らなかったなと僕はすぐに後悔した
幸い方向音痴という訳ではなかったし、先生にも聞いたからなんとか来ることはできた
失礼しま__
キミはデュース・スペードだね?
何の用事があってここに来たんだい
振り向くとそこにはローズハート寮長とクローバー先輩が立っていた
気配を感じられなかった……流石寮長、副寮長だ…
えっと…同級生の様子を見に
記憶喪失になった同級生のことかい?
いくら同級生とは言えどキミとは違うクラスのはずだ
どうせ名前も知らないのだろう?
ぐっ
図星をつかれてしまった…
確かに心配で来たのもあるが、記憶喪失っていうのがどういうものなのかが知りたくて来たので名前までは知らない
リドル、ここはデュースにも同伴させていいんじゃないか?
…は!?
あの事はまだ1年生が知るような事ではないだろう!?
関わらせるべきじゃない!
現に1年生が被害に遭っているじゃないか
いずれ知ることになるんだ
それなら実際に見てもらって知っておく方がいい
うぎぎぎ……
え、えっと……僕は一体どうすれば?
はぁ…デュース、本当に気になるんだね?
は、はいっ!
ここはトレイに免じて彼と面談することを許可しよう
ただし…後悔しても知らないよ
勿論です!ローズハート寮長!
よろしい
それでは行こうか
どうなるかと思ったけれどクローバー先輩のお陰でなんとかなったな…
にしても後悔するってどういう事だ?
何か不味いことでもあるのだろうか…
リドル・ローズハート君、トレイ・クローバー君、デュース・スペード君だね?
1年生も連れてきたようだけれど大丈夫なのかね?
本人は大丈夫だと言っているので構いません
それに上級生であるボク達が許可したので
了解したよ
1番奥のベットに隔離してあるからね
終わったら私に声をかけるように
こうして僕たちは1番奥のベットに向かった
そこには目から光を失った同級生の姿があった
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