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第1話

課題作文「枝」
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2025/10/05 22:00 更新
 「枝」とは、意味の深い言葉。皆さんはどう考えられていますか。ほとんどの人は、こう答えるでしょう。「ブルーベリーなどの植物の枝」と。ごくわずかな人はこう答えるでしょう。「人生の分岐点」と。そして、私は「人生の分岐点」と答えます。
 人生の分岐点は、数え切れないほどたくさんあります。その中でも重要なのは、幼稚園か保育園、小学校選び、中学校選び、就職化高校選び、就職か大学、就職か大学院などが大きな分岐点だと思います。
 皆さんに質問です。人間は一日にどのくらいの分岐点を通過しているでしょうか。ケンブリッジ大学のバーバラ・サハキアン教授の研究によると約三万五千回しているそうです。2024年の日本の平均寿命は約八十四歳なので人生で、約10億回以上分岐点を通過していると考えられます。考えてみてください。それほどの量を人生で分岐点を通過しているのにも関わらず、なぜ人間は分岐点を通過していると考えないのでしょうか。理由はすごく単純です。
 分岐点が多すぎるということです。みなさんもどうでもいいことなどは何も考えませんよね。そういうことです。しかし、重要な分岐点は人間は踏みとどまります。そして、結果で後悔したり、喜んだりします。分岐点の多さは人間らしさだと私は思います。動物は、「お腹が空いた」「ご飯を食べよう」です。しかし、人間は「お腹が空いた」でも夜ご飯をたくさん食べたい。などと考えます。そうです。人間は未来まで考えることができます。
 私が言いたいことは、分岐点の先を見すぎず、「今」現在やりたいことを、「枝分かれ」していってほしいということです。人間は未来を見すぎている。想像通りになることはほぼない。自分がなりたいことは最後までやり切る。未来を恐れ、自分がやりたい分岐点とは違う分岐点に行くことは、ブルーベリーを枯らしてしまうかもしれない。人生は「枝」だらけだ。


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