第10話

 【第一章】玖 
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2024/06/09 02:30


















 蘇枋 
 桜くん!? 

 風鈴高校に急行して教室へと矢継ぎ早に階段を登って中を覗くと、地面に横たわった桜くんが。






 桐生
 ちょ、すおちゃんはや、っ…… 

 オレの後を追いかけてきたらしく、桐生くんが息を荒らげながら声をかけてきた








 安西
 おーう、桜なら無事だぞ! 

 蘇枋 
 桜くん、死んでないかい? 


 桜 
 げほっ、勝手にころすな蘇枋… 

 蘇枋 
 強がらないで、こういう時は 
 大人しく休んだ方が身の為だよ 
 蘇枋 
 オレの師匠の蹴り、 
 相当キツかったろ? 

 オレも鍛錬中に少し弱めのものを食らったことはあるけど、一撃で意識が飛ぶかと思ったくらい強烈だった



 桐生
 そーそー、すおちゃんの言う通りだよ 
 桜ちゃん
 桐生
 だから大人しく休んでなって 






 桜 
 …はぁ、じゃあ、ありがたく 

 蘇枋 
 それでいいんだよ、桜くん 

 桜くんも、やっと「人に頼る」を覚えたらしい









 桜 
 で、お前連れてったヤツ 
 何の用だったんだよ

 蘇枋 
 あぁ…師匠、ただ誕生日パーティー 
 したかっただけだったらしい

 桜 
 はぁ? 
 桜 
 んな事でオレも蘇枋もボコボコに 
 したっつーのか??

 蘇枋 
 らしいね 
 桜 
 クソが!!!!!!!!! 

 桐生
 ちょっ、桜ちゃんお口お口、 
 どうどう!!!!


 桜 
 チッ 

 蘇枋 
 わぁ、桜くん舌打ち怖いねぇー 

 何が特段怖いかと言うととりあえず顔が怖い


 桜 
 だって、悔しいじゃねーかよ 

 動機が動機だ、
 多少は手加減してるはずなのに 
 ボコボコにされたなんて








 蘇枋 
 …そういう所だよ、桜くん 



 ずっとひたむきに前だけ見続けて、反省はするけど後悔はしなくて、信念をまっすぐ貫いている



 そういう桜くんだから、オレも着いていきたいって思えるんだ









 蘇枋 
 じゃあまたいつか、
 本気の手合わせしようか! 


 君が強くなり続けるなら、オレもそれ相応の努力をしてないといけないから。




 これからもよろしくね、桜くん










































 これにて「蘇枋のお師匠さん」完結となります!

 読者の皆様方、ここまでご拝謁頂き大変感謝しております、ありがとうございましたT_T♡


 ご希望でしたら第二章も書こうと思っているのですが、一応皆様の是非も聞きたいと思いますのでアンケートにご協力お願いします^っ. т^♩




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 ちなみに書くとしたら蘇枋くんと師匠の共闘シーン書こうと思っておりますのでぜひ!












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