第46話

41話𓂃𓂂ꕤ*.゚
159
2026/02/04 22:04 更新
蒼井茜
蒼井茜
助けに来た?
アンタ達が僕とアオちゃんを?
蒼井茜
蒼井茜
華さんはわかるけど、会長はどんな風の吹き回し...
源輝
源輝
今はお盆でしょ?
源輝
源輝
だから、一応祓い屋の長男として校内を軽く見回りに来たわけだ
源輝
源輝
そうしたら、怪異はうじゃうじゃしてるし...
源輝
源輝
あなたがこんなものを見つけてね
なにかトラブルかなって


と茜くんのメガネを取り出す輝くん

蒼井茜
蒼井茜
あっ

はいっと言い茜くんにメガネを返す

どーもと茜くんはお礼を言ったが、顔は少し怖い

.
.
そういえば、二人がこんな彼岸近くに居るなんて...
.
.
早く戻ったほうが...
源輝
源輝
そうだね...
源輝
源輝
遅くなってごめん
蒼井茜
蒼井茜
いや、会長に謝られるとか不気味なんですけど
源輝
源輝
えいっ
蒼井茜
蒼井茜
ギッッッッ!?
蒼井茜
蒼井茜
なにすんだよ...
源輝
源輝
アハハ、ボロボロだね〜

と傷をつついて茜くんの反応を見ている輝くん

源輝
源輝
その身体、修復するまで元の姿に戻らない方がいいよ
源輝
源輝
時計守としての君だからこそ耐えられる傷だ
源輝
源輝
運が良ければ寿命がごっそり縮む程度で済むだろうけど最悪即死するからね
蒼井茜
蒼井茜
赤根葵
赤根葵
...


青ざめる葵ちゃんを見て、私はなんとなく察していた


あの傷は葵ちゃんと関係あるのだろう

(なまえ)
あなた
いろいろ聞きたいことはあるけれど...
(なまえ)
あなた
そろそろ行こっか、ここは彼岸の一歩手前
本来であれば、生者が立ち入るはずのない場所...
源輝
源輝
そうだね、あまり長居はしない方がいい
蒼井茜
蒼井茜
アンタらが出てきたドアから戻るんじゃないんですか?
源輝
源輝
ああ、あれは一方通行だから
源輝
源輝
ここは君が思うほど簡単に来られる場所でも戻れる場所でもないんだよ
源輝
源輝
失礼
源輝
源輝
大丈夫?


と後ろにいた怪異を簡単に倒しちゃう輝くん

やっぱり私の彼氏ってこんなにかっこいい事しちゃうんですよ!!
かっこよくないですか!?

※付き合ってません

蒼井茜
蒼井茜
は、はい
赤根葵
赤根葵
はい
源輝
源輝
ここからは此岸からだいぶ遠い
源輝
源輝
この辺にいるのは怪異として永く存在している奴らばかりだ
源輝
源輝
全体数は少ないけど、執念深く強靭で此岸の理屈が通用しない
気をつけて
源輝
源輝
なんて話してるうちに...
源輝
源輝
ほら来た!
.
.
うわぁ!?


そこには大量の怪異が集まっていた

源輝
源輝
走れ走れ〜!
蒼井茜
蒼井茜
楽しそうですね!?


それからと言うもの、葵ちゃんと茜くんがここにいる理由を話したり、七不思議について話したり、怪異に追われたり、少しの壁を登ったりと...様々な事をして行った

蒼井茜
蒼井茜
ここ...行き止まりですか?
源輝
源輝
...


ガリッと自分の指を噛んで、血を流す輝くん

痛そう...

その血を流した指で石をなぞると、鳥居がどんどん繋がったような道が現れる

源輝
源輝
この先が現世だよ
源輝
源輝
ここから向こうに着くまで何があっても絶対に振り向かないように
源輝
源輝
戻れなくなっちゃうからね


コクコクと三人で頷く

茜くんと葵ちゃん、ずっと手を繋いでるけどもうそこ付き合ったのかな

※まだ付き合ってません

さっきキスしてたしね



かという私も、輝くんにずっと手を繋がれてます


...手汗大丈夫かな!?

心配になってきた



...葵ちゃんと茜くんは話してるけど、私もなにか話せないかな

.
.
...輝くん
源輝
源輝
ん~?
(なまえ)
あなた
指、大丈夫?
源輝
源輝
大丈夫だよ、これぐらい
いつもの事だから


いつもの事...


やっぱり私はまだ彼の助けにはなれてない

.
.
いつか...いつか絶対...
.
.
(貴方の助けになってみせるから)
源輝
源輝
どうかした?
(なまえ)
あなた
ううん♪なんでも
源輝
源輝
そっか、もうそろつくよ
あなた
蒼井茜
蒼井茜
戻ってきた...?
蒼井茜
蒼井茜
着いたよアオちゃん!
蒼井茜
蒼井茜
アオちゃん...?
蒼井茜
蒼井茜
どこ...?
蒼井茜
蒼井茜
会長!アオちゃんがいません
蒼井茜
蒼井茜
早く捜さないと..
蒼井茜
蒼井茜
...会長?
源輝
源輝
赤根さんはここにはいない
源輝
源輝
戻ってこられる状態じゃなかったからね
源輝
源輝
あの場所に足を踏み入れた時点で赤根さんはもう生者ではなくなっていたんだよ
蒼井茜
蒼井茜
...は?
蒼井茜
蒼井茜
生者じゃないって何言ってるんですか...
蒼井茜
蒼井茜
アオちゃんが戻って来られないって冗談...
.
.
冗談じゃないくらいわかるでしょ
蒼井茜
蒼井茜
知ってたんですか、最初から
源輝
源輝
まあ...ね
蒼井茜
蒼井茜
このクソ野郎!!


ガッと輝くんの胸ぐらをつかみ、輝くんの頬を殴った

.
.
えっ
蒼井茜
蒼井茜
なんで...なんで何も言わなかったんだよ!
源輝
源輝
蒼井に言って、どうにかなることじゃなかったから
.
.
お、落ち着いて、茜くん
蒼井茜
蒼井茜
落ち着いてられるわけ無いだろ!っもういい!
源輝
源輝
どうするつもり?
蒼井茜
蒼井茜
決まってるだろ
アオちゃんのとこに戻るんだよ
きっとまだ間に合う.....
蒼井茜
蒼井茜
!!ゲホッゴホゴホ

と血を吐き出す茜くん
そりゃそうだ、その怪我じゃ無茶なんてできない

源輝
源輝
蒼井...無理だよ
蒼井茜
蒼井茜
離せ!!
蒼井茜
蒼井茜
あんな場所で一人になんかできるか
蒼井茜
蒼井茜
早く行かなきゃ...



その時ダンっと茜くんを押し付ける輝くん
そのまま右頬を殴った
先程、茜くんがしたように

(なまえ)
あなた
...
源輝
源輝
はあ、その死にかけの身体で何ができるって?
源輝
源輝
大体、僕らが通ってきた道はもう閉じてるよ
戻るのは無理
蒼井茜
蒼井茜
っるさい、うるさいな!
なんでっ
蒼井茜
蒼井茜
なんで僕だけ連れて帰ってきたんだよ...


と弱々しい声が聞こえる

...当たり前だろう
好きな人が...命同然に大切な人がこの世に居ないとか言われたら私もそんな反応をするのだろう

源輝
源輝
蒼井にあなた
そのままじっとしててね


突然そんな事をいうので、顔を上げたら大きい怪異がこちらに来ていた

源輝
源輝
ほら、こい


たが、怪異はピタッと止まるとまるで結晶みたいなのになり、バラバラになっていく

.
.
怪異が...
源輝
源輝
あなた、こっち来て
源輝
源輝
立って蒼井、さっさとその怪我治さないと
源輝
源輝
時計守に会いに行くよ
源輝
源輝
もう、時間がなさそうだ







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