レイジside
再不斬「それはどうかな…?」
再不斬がその言葉と同時にナルト達の間に立っていた。
再不斬「終わりだ」
再不斬が首斬り包丁を振り下ろし、間一髪で皆に当たる前に止めた。ここで動いたら邪魔になると思って僕は動かなかった。
再不斬「ぐっ…」
皆が一瞬やった!と思った時、カカシの後ろに再不斬が現れた。きっとカカシがクナイを突き刺した再不斬は水分身なんだろう。
ナルトの声で気づいた時にはもう遅く、カカシは横に真っ二つにされていた。
だがカカシが真っ二つにされた瞬間、水飛沫がたった。
再不斬「(水分身の術!?……!!まさかこの霧の中でコピーしたって言うのか!?)」
次はカカシが再不斬の後ろを取った。
再不斬「!!」
再不斬「……クク…ククク…終わりだと……」
再不斬「…分かってねぇーな。」
再不斬「…サルマネごときじゃあ…この俺様は倒せない。絶対にな。」
再不斬「クク…しかしやるじゃねぇーか!」
再不斬「あの時すでに…俺の"水分身の術"はコピーされてたって訳か…」
再不斬「分身の方にいかにもらしいセリフを喋らせることで…」
再不斬「俺の注意を完全にそっちに引き付け、本体は"霧隠れ"で隠れて俺の動きを伺ってたって寸法か。」
再不斬「けどな…」
再不斬「俺もそう甘かぁねーんだよ。」
急に再不斬がもう1人カカシの後ろに現れた。今までいた再不斬は水分身だったようだ。
カカシが僕の声でしゃがんだと同時に轟く雷を帯びた一矢が再不斬に向かって飛んでゆく。
再不斬「くっ!」
再不斬は僕の一矢を見事に食らったがそれと同時にカカシを蹴っ飛ばした。
再不斬「(今だ)」
再不斬「!(まきびし…)」
そのままカカシは水に落ちた。
再不斬「…くだらねぇ」
再不斬「フン…馬鹿が(『水牢の術』)」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。