第9話

#. 7
6,715
2023/04/03 12:00



     特にこれということも無く、イヤホンを通して
音楽を聴きながら、昼食を食べ終えたところ。


春の心地いい日差しで照らされながら、ボーッと
雲ひとつ無い青空の方を眺めてた。










( にゃー… )




あなた
 …ん? 



声がした方を見れば、綺麗な三毛猫がいて。


あなた
 わ、猫ちゃんだあ…! 



学校の塀の上をいとも簡単に飛び越えて、私の元に
やってきた。

機嫌がいいようで、喉をグルグル鳴らしている猫を
抱きあげようと、しゃがんだその時。






























( ドォォォォォォンッッ… )








凄まじい爆発音が中庭から聞こえてきた。






あなた
 うわ、え、何!?…あ、 









オレンジ色をした三毛猫は、飛び上がって
元来た方へ戻って行ってしまった。




…てか何、事件でも起こった??












恐る恐る校舎の影から、中庭を覗いてみる。













t e a c h e r
 " また " やったのか!!神代、天馬!!! 

???
 ふふふ、素晴らしいよ…司くんっ!! 
???
 おいぃ、類!待て、俺を置いていくな!! 





怒っている様子の中年の男性の先生と、
心底楽しそうな笑みを浮かべて逃げている…生徒?

黒焦げになっている先程のペガサスくん? ((




え、なんなのこの状況。






m o b u .
 あ、" また " やってるよ…変人ワンツー 
m o b u .
 ほんとだ、ホント懲りないよねー 






いや、 " また " って何。



もしかしてこの学校…頻繁にこういう事が起こってんの?









いや、どんな学校だよ。










あなた
 …はぁ、 






もしかして私、…とんでもない高校に
転校してきてしまったのかもしれない。




















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     𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝

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