はてさて、どうしようか。
この狼のような獣、まともに戦ったら大怪我では済まないだろうな。
体長は6メートルくらい。
狼なのにヒグマみたいにデカい。
そういえば、昔本で人間は悪魔にとっては恰好のご馳走だって書いてあったな。
ヒュッッッ
ドガァッ
わぁ……地面に深い亀裂がぁ……。
一発でもあたったら死んじゃう奴。
熊の爪ってあんなに攻撃力あるんだぁ。
生憎と今の私、丸腰なんだよね。
ホント、この世界に来てから色々とありすぎて疲れる。
ヒュオッッッ
死ぬ。
ガキンッ
すぐそこまで、
魔獣の爪が私の目元まできていたのに……。
もう……死んでいる……。首と胴体が泣き別れに……。
いつの間にか私の目の前に、
紅眼の猫耳持つヒトがいた。
このヒト………とんでもなく強い。
つい、じりっと私は一歩後ずさった。
私は指を指して、飛び降りた場所を示した。
まぁ……地面から窓まで3メートルくらい離れてるしね。













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。