アテンション
VTA要素あり
好きだった。愛していた。全てを
そのミルクティーを濃く煮詰めたような薄いベージュの髪も
オリーブベージュの瞳も
なのに.....
私の大好きな尊い人
一体どこに行ってしまったの...?
あれから私は恋人を作っていない
彼が人生で最愛の人となるだろうから
あのあと、晶の友人と言っていた“小柳ロウ”さんと仲良くなった
彼は白狼種という人外らしく、今はヒーロー活動をしている
仲間もできるらしく、今日は結成日なんだとか
月末はいつも晶の話をしているけど、今日は難しいかな
私はというと、ヒーロー情報専属のレポーターをしている
晶に声を褒めてもらった時から、私の夢は声を使って情報を伝えるレポーターになった
そんな月末、久しぶりに小柳と思い出話をしていたら、懐かしい声が聞こえてきた
この声この仕草
全て恋焦がれたあの人のものなのに
目の前にいる彼は誰?
また会いましょうね?
晶にはもう会えないのに
似たようで違う人を代わりにしようとしているにがバレた?
いや、そんなはずない
というか鑑定士?晶が鑑定士なんてするはずない
彼はいつも私を笑わせてくれる明るい人だったのだから
彼をどこへやったの?
彼を返してよ












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。