小説更新時間: 2024/06/29 16:56

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あれは冷たい雨の日だった

あれは冷たい雨の日だった
  • ノンジャンル
  • 夢小説
  • 声が枯れるまで叫んだ
薄暗い雲に覆われていた
大粒の冷たい雨が自分の体に刺さるように降りかかる。
でもそんなことは1ミリも気にしなかった。
喉が痛く、耳鳴りが酷くなってきた。
その理由は何となく分かる。叫び続けているからだ。
気づいたときには自分は地面を叩きつけながら
ずっと、ずっと…叫び続けていた。

どうしてそんなことをしているか、

自分の大切な相方が逝ってしまったからだ。
たった一本の左腕を残して─。

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全2話
2,119文字
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