第51話

Chapter 47 | あと何回、こうして笑えるだろう
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2025/07/08 09:00 更新
春のある日、撮影の合間に立ち寄ったカフェ。
スケジュールが奇跡的に重ならなかった日、
2人は久しぶりに顔を合わせていた。
(なまえ)
あなた
ドヨン、髪伸びた?
ドヨン
ドヨン
ちょっとね。…君の方が、似合ってるけど
何気ない会話が、たまらなく愛しい。

だけど──その時間は、長くは続かなかった。
翌朝、SNSでとある投稿が広がっていた。
  《某アイドルグループの女性メンバーとNCTドヨンの目撃情報》
      《同じカフェにいた?偶然?それとも…?》
あなた は控室でその記事を見つけた瞬間、
体温がすっと引いていくのを感じた。

メンバーたちの視線が一瞬だけ自分に向いた気がして、
思わずスマホを伏せた。
ミナ
ミナ
平気?
ミナがそっと声をかけてくれる。

あなたは笑顔を作ったつもりだったけど、
その顔は、きっと強がってるってすぐバレるような顔だった。
(なまえ)
あなた
うん、大丈夫。慣れてるし…

でも──

“慣れたくなんてなかった”

誰かを好きになることが、
こんなふうに見られてしまうなんて。
ただ隣にいて、笑っていただけなのに。
その夜。
ドヨンから、少し遅れてメッセージが届いた。
✉️
ドヨン
ドヨン
ごめん、守りきれてない。
君に余計な不安を与えたよね
(なまえ)
あなた
違う。私がそばにいたいって思ったから、
そこにいただけだよ
2人の言葉は、互いをかばい合うように優しく重なった。


(なまえ)
あなた
あと何回、こうして笑えるだろうね
あなた がぽつりと送ったその言葉に、ドヨンは長い沈黙の後、こう返した。
ドヨン
ドヨン
“最後の1回”になったとしても、あなたと笑えたら、きっと後悔しない
2人は試されていた。
“信じること”と“守ること”と、そして“離れない勇気”。

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