第32話

片寄涼太❤︎
3,031
2019/04/09 13:31
自転車で、先生の家に向かう。









すると、途中で、大雨になった。

だけど、傘もカッパもなかったし、もうビチョ濡れ
だったから、雨宿りもせずに先生の家に向かった。





























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やばい。



来ちゃった。











目の前には小さいけど、きれいなアパート。










まだあたりは明るくて、腕にある時計を見ると、
3時50分を指してした。






まだまだ昼。





雨が降ったから、ジメジメしてて暑い。














ほんとに行っていいのかな。


怖がられるかな。


さっき好きって言ったし。






いや、でも、ここまで来たなら、行くも行かないも
変わらないか。


先生のためだし。







ま、来たかったのもあるけど。


というか、ほとんどそれだけど。
















いーや、行こう。


















私は、先生の住んでいる、203号室の前に行き、

ベルを鳴らした。

















片寄涼太
はーいっ、
谷川○○
こんにちは…
片寄涼太
えっ、どうしたの?
谷川○○
いや、あの、これっ!



私はそう言って、先生の財布を渡す。



片寄涼太
あっ、俺の財布っ!
谷川○○
図書室に忘れてましたよ、
片寄涼太
あー、まじか、
ありがとう!
谷川○○
いいえ、すみません、勝手に来て…
片寄涼太
いや、助かった。ありがとう。
谷川○○
いいえ…
じゃ帰りますね、さようなら!
片寄涼太
え、待って!
谷川○○
片寄涼太
そんなに濡れてるのに
帰らせられないよ。
片寄涼太
また雨強くなってるでしょ。
雨宿りしていかない?
俺も心配だから…
谷川○○
いいんですか?
片寄涼太
俺は全然。
谷川○○
じゃ、ちょっとお邪魔します、
片寄涼太
はい、どーぞー



先生の家に入る。









やっぱ予想通りスッキリしてる。

物が少なくて、シンプル。













待て、私、先生に昼好きって言ってたんだ。






気まづくない⁈







ま、そーしたのは自分だけど…



謝らなきゃ。




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