□side
今日のデートは7時に待ち合わせ
俺が行くともう増田くんがいた
□「ごめん待たせちゃって」
▽「全然待ってないです」
手真っ赤にしてそれ言うww?
俺は増田くんの手を掴んだ
▽「えっ、先輩?」
□「手冷たいよ、何時からここにいたの?」
▽「……6時です。」
□「待ち合わせ6時だっけ!?」
▽「7時であってますよ」
□「じゃあなんで?」
▽「楽しみすぎて早く着きすぎただけです////」
□「そうなんだ、可愛い〜」
▽「////」
ここから電車で2時間、バスで1時間かかる
電車の中で俺たちはお互いのことを話した
誕生日や好きな物など
バスの中でもたくさん話して、共通点も多くて仲良くなれた
雪のせいで到着が遅れ10時30分に着いた
町を軽く見て周り早めの昼食をとった
□「何食べる?残念ながらファミレスには餃子はないけど」
▽「覚えててくれたんですね、じゃあハンバーグにします」
□「おっけい!俺はどうしようかな」
俺はオムライス、増田くんはハンバーグを頼んだ
□「美味しそうに食べるね」
▽「先輩食べますか?」
□「えっ?」
▽「あっ、すみません」
□「ううんちょっと驚いただけ、食べたい!!」
▽「どうぞ」
増田くんはお皿ごとくれた
□「あーんしてくれないの?」
▽「いや、あの、////」
照れてる可愛い〜
ってなんで俺さっきから増田くんのこと可愛いとか思ってんの
▽「あーん」
□「あーん」
□「んー美味しい!」
▽「(^_^)」
ゆっくり町を見ておしゃれなカフェに来た
□「美味しそうなスイーツがいっぱい!!」
▽「小山先輩スイーツ好きって言ってましたもんね」
□「うん!!どれにしようか迷う〜」
迷ったあげくたくさん頼んでしまった
増田くんはコーヒーだけ頼んだ
□「増田くん美味しいよ!食べる?」
▽「すみません、俺甘い物苦手で」
□「そうなんだ、なんかごめんね」
▽「いえ大丈夫です」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!