この廃ビルは3階建ての屋上付き。
全てのフロアを丁寧に探索し、証拠を探す。
[1階]
ザッザッザッザッ……
先程影がいた辺りに行ったがその影はもうなかった。
周りを見渡す。
すると部屋の隅で外の光を反射している物があった。
ザッザッザッザッ……
落ちていた物を拾い上げた。
光を反射していたのは万年筆だった。
その近くに落ちていたメモを拾い上げて読んだ途端、
私だけ時が止まった。
《またあそこで話します。今度はちゃんと。》
そう書かれていた。
誰かに宛てたメモ。
これが姉が書いた物または姉宛の物であれば証拠にできる。
そう思い私はそれをポケットにしまった。













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。