目の前のお酒を一口飲んでみる。
まぁ、状況は変わらない。
頭はぐちゃぐちゃ。
ただいまパンク中。
しばらく沈黙して全員で固まった。
一足先に動き出した萌が声を発した。
ぐらついてるって表現があってるかはわからない。
でも、返事を迷ってるってことはそういうことなんだよね。
謙杜が口元に人差し指。
萌もごめんのポーズ。
足をじたばたする萌。
…もう酔ってるな。
話してみて少し整理はできたけど。
どうしたらいいかの答えは全く出ない。
萌が私を抱きしめる。
萌は私の全てを知ってる人。
今まで悩んでたことも、辛かったことも、すべて知ってる。
だからこその言葉は重い。
私の幼なじみはすごい。
最強だ。
後悔しない選択。
そのためにたくさん悩もう。
2人のためにも。













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!