第66話

【リクエスト!】⏳🧷、高熱
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2026/03/15 12:00 更新
紅瀦こんぶ(小説主)
こんにちは(*ˊᵕˋ*)
紅瀦こんぶ(小説主)
本日のお品書き↓↓↓
紅瀦こんぶ(小説主)
甘夢先生行ってみよ☆
.甘夢れむ.
ァァァァァァァァァァ
.甘夢れむ.
一言に高熱って言ってもどのくらいなのさ?
.かなめ.
流石に40℃とかは行かない…よね?
紅瀦こんぶ(小説主)
そこまで悪魔じゃねぇのよ( )
紅瀦こんぶ(小説主)
という訳でこの度はドS組しか出ません
紅瀦こんぶ(小説主)
何が起こるでしょう?
紅瀦こんぶ(小説主)
さあ、吹き出しが右側に偏りますよ〜!!!
.かなめ.
おい
.甘夢れむ.
紅瀦も右側なのが悪い
紅瀦こんぶ(小説主)
じゃあこうしてみる?
.かなめ.
え、そんなことできたの?
紅瀦こんぶ(小説主)
まあ主の力だよね💪(˙³˙💪)
.甘夢れむ.
うっざいなぁ笑笑
※デフォは右です
紅瀦こんぶ(小説主)
さ、本編行ってみましょう!
紅瀦こんぶ(小説主)
それでは〜
紅瀦こんぶ(小説主)
行ってらっしゃい!
【甘夢れむ side】
部屋には、キーボードを叩く音だけが響く。
睡魔と戦う身体に鞭を打ち、れむは仕事をこなし続ける。
.甘夢れむ.
けほっゲホゲホッ、
正直もう休みたい。
この作業を始める少し前まで歌みたの収録をしていたせいかさっきから少し咳が出ている。あとスルーしたけど今は多分超絶ド深夜(クロノヴァの通常運転)な訳でして。連日働き詰めだった甘夢さんは限界なワケ。
understandまじで?
.甘夢れむ.
仮眠とろうかな…、
そう思ってふと時計を見た瞬間、血の気が引いた。
.甘夢れむ.
……ろ、くじ…?
そう、時刻はなんと午前6時。
全然ド深夜じゃないし、今日は事務所でダンス練だ。
…家を出るまで、あと1時間。
.甘夢れむ.
まっず!
遅刻の危機が唐突に訪れて、れむは慌てて椅子から立ち上がった。その瞬間、少しだけふらついた。
寝不足なのと急に動いたのが相まったんだろうと思った。
とにかく、遅刻しないようにしないと。
.甘夢れむ.
急がなきゃ…、
【かなめ side】
.かなめ.
お疲れ様でーす
先生
あぁかなめさん、お疲れ様です
.かなめ.
おはようございます
.かなめ.
…あれ、れむまだ来てないですか?
先生
そうですね
先生
まあまだ時間ありますし!
.かなめ.
そうですね、
今日はダンス練。ペアになって踊るパートの練習だ。
俺らの他は兄弟組と人外組。踊り狂う社畜ことれむはクロノヴァが誇るダンスの精鋭だから、正直俺は足を引っ張る自信しかない。
軽くアップをしていた時、部屋の扉が音を立てて開く。
.甘夢れむ.
はあっ、はあっ、
.甘夢れむ.
遅れてないですか?っげほげほッ、
先生
れむさん!?
開始五分前にも関わらず、肩で息をしながられむが駆け込んで来た。そんなに焦らなくてもいいのに…。
5分遅刻でも俺ここまで急がんぞ(某委員会の鱗片)
.かなめ.
ちょ、馬鹿おまっ
.かなめ.
焦りすぎだって、
.甘夢れむ.
今何時ですか……げほッ、
先生
遅刻どころか始まるまでまだ5分近くありますよ?
.甘夢れむ.
あれ、意外と余裕あったな…ゲホゲホッ、
少し息が落ち着いてきているはずなのに、未だに咳が止まらないれむ。流石にちょっと心配になった。
.かなめ.
お前喉大丈夫か?
.甘夢れむ.
ああ、多分昨日の歌で喉やっちゃって…笑
.甘夢れむ.
ん゙っ、ゲホゲホッ
背中は俺より少し温かかった。
さっきまで街を全力疾走していたのか、頬も少し熱を帯びているように見えた。
.かなめ.
これからダンスするのに、お前生きて帰れるか?
.甘夢れむ.
まあ運頼みだよね…ん゙ん゙っ、
.かなめ.
駄目じゃねぇか笑
先生
2人ともやりますよ〜!
.かなめ.
はーい、
.甘夢れむ.
はいっ
それからしばらく経って…
【甘夢れむ side】
先生
じゃあ一旦休憩にしましょう!
.かなめ.
はい、
.甘夢れむ.
はいっ
.かなめ.
ふーーーーっ、
かなめは深く息を吐きながら、シャツの胸元を仰いだ。顔色こそ変わっていなかったものの、額には汗が滲んでいる。
一方でれむはというと…
.甘夢れむ.
はあッ、
まあ安定に死にそうよね。
全くかなめが言った通り、動く前に街を疾走してくるんじゃなかった。体は疲れたのと徹夜明けなのが混ざったのかな、すごく重くてふらふらした。それに、圧倒的な水分不足で口が超絶乾いている。
.甘夢れむ.
っ、……(ゴクゴクッ
ペットボトルの中の冷たい水が喉に流れる感覚がやけに気持ちよくて、少し水をたくさん飲んだ。
なんか頭がぼんやりしてる気がするけど、まあ気のせいか。
.かなめ.
なあれむ、
隣に座っているかなめが話しかけてきた。
.甘夢れむ.
ん?
.かなめ.
流石に疲れすぎじゃね…?
.甘夢れむ.
……
一瞬、思考が停止した。
疲れすぎ…主語はなんだ?
上手く頭が回らなかった。
.甘夢れむ.
あ、かなめがってこと?
.かなめ.
いや、れむが
.甘夢れむ.
……え?
.かなめ.
いや、いつにも増して疲れてるように見えてさ
.甘夢れむ.
さあ…?
えぇ、周りから見ても結構分かりやすいのかなぁ…?
少し不安を煽られたけれど、思えばかなめって洞察力が半端ないし普段から凄く鋭い。きっとそういう事だな、うん。
.甘夢れむ.
まあ少し体重いなぁとは思うけど
.甘夢れむ.
駅まで走ってきたのと、あと単純に徹夜明けだからだと思うんだよね…
.かなめ.
徹夜明けかぁ…それはお疲れ様すぎるな
.甘夢れむ.
ゲホッ、ゲホゲホッ
結構話をしていたせいか、少し咽てしまった。
たったそれだけの事だし、まず収録で喉を傷めたことはかなめに話したはず。
それなのに、またかなめはれむを凝視した。
.かなめ.
大丈夫かよ本当に?
.甘夢れむ.
ん、まあ平気だよ
.かなめ.
…無理はすんなよ?
.甘夢れむ.
もち
先生
続きやりますよー!
.甘夢れむ.
ん、はいっ
.かなめ.
はい…、
鏡越しのかなめは心配そうな目線をこちらに向けてくる。
それが面白くて、れむは振り返って言った。
.甘夢れむ.
大袈裟だって笑笑
.甘夢れむ.
…ゲホッ、
【かなめ side】
.甘夢れむ.
大袈裟だって笑笑
.甘夢れむ.
…ゲホッ
そんな事ない、そう言い返したかった。
でも、やめた。
そんな事、あってもおかしくないから。
というのも、俺は1度人に目をつけるとその人の普段はスルーするような小さな変化だけで変な推測をしたりする。
今日のれむの場合も然り、有り得なくはない話だ。
先生
ここは左足から〜
先生の指導はペースが早く、俺はついて行くのに一苦労。
れむはこれをいつも軽々とやってのけるんだから本当にすごいよなぁ、そう思っていた。
それなのに。
.甘夢れむ.
っ…、もう一度お願いしたいです、
少し驚いた。
れむでも着いていけない振り付けがあるんだ、と。
いやそりゃあるにはあるだろうけど。
ふと鏡越しに見たれむの顔は、休憩時間より遥かに火照っていて、肩で浅い呼吸を繰り返していた。
明らかに疲れているだけじゃないぞ、俺の心がそう言った気がした。黙れ、と心の中で言い返した。
違ったらどうするんだよ、馬鹿。
.甘夢れむ.
……っ、
時々、れむの体はふらりと傾く。
でもそれはほんの一瞬で、一度目を離してもう一度見れば既にいつも通り。
それなのに、れむがふらつく度に俺は不安になっていた。
先生
…かなめさん、聞いてる?
.かなめ.
あぁ、すみませんっ
いつの間にか俺は明後日の方向を向いていたらしかった。
【甘夢れむ side】
すごくすごく疲れていたのかな。普段じゃ有り得ないほど、体がふらついた。その都度かなめはこっち見てくるし。本当心配性すぎるよあの詐欺師。
.甘夢れむ.
はあっ、はあっ、ゲホッ
収録で潰した喉も治る兆しがないし、やんなっちゃう。
それどころか酸欠かなんかで少し頭痛くなってきたし…
先生
じゃあ今日はこれで終わり!お疲れ様でした!
.かなめ.
お疲れ様でした、
.甘夢れむ.
お疲れ様でした…っ、
その時、れむは床に崩れ落ちた。
練習が終わったと分かって気が抜けた体は、途端に言うことを聞かなくなってしまったみたい。一度床に座ったような体制になってから、受け身も取らないまんま床に倒れてしまった。
.甘夢れむ.
はあッ、はあッ、
.かなめ.
おいれむッ、
.甘夢れむ.
だいじょぶ、ちょっと疲れちゃったみたいで…笑
体だるいし、ふらふらするし、頭痛いし、喉も痛いし……
ほんと、散々だ。
しかも、半袖で居るせいか少し寒い。
.甘夢れむ.
っ……かなめぇ、
.かなめ.
どした?
怪訝な顔をしたかなめがこっちを向いた。
.甘夢れむ.
ちょっと寒くない…?笑
.かなめ.
ッッ!
そう言った瞬間、かなめが慌てだしたのが分かった。
かなめはれむの横にしゃがんで首筋に手をあてた。その手がすごく冷たくて、思わずビクッと体を震わせた。
.かなめ.
俺の手、冷たいだろ?
.甘夢れむ.
ん、冷たい…、
.甘夢れむ.
かなめ体温低い?大丈夫?
.かなめ.
いや俺は平気なんだけどさぁ
.かなめ.
お前、本当にまだ気づいてないの?
.甘夢れむ.
なにに……?
.かなめ.
… れむ、熱あるよ
また、思考が停止した。
熱……?れむ、今熱あるの?
【かなめ side】
.甘夢れむ.
ちょっと寒くない…?笑
頭を殴られたような衝撃が走った。
この気温で寒いはおそらく有り得ない。ましてやれむは頬が火照る程に運動しているのに。
.かなめ.
ッッ!
ほとんど確信に変わった疑念を抱いたまま、俺は一度俺の首を触ってそれを基準とした後、れむの首筋に手を添える。
れむの首は異常に熱かった。
れむも俺の手が冷たいと思っているのか、ビクンッと小さく身体を仰け反らせた。
.かなめ.
俺の手、冷たいだろ?
.甘夢れむ.
ん、冷たい…、
.甘夢れむ.
かなめ体温低い?大丈夫?
.かなめ.
いや俺は平気なんだけどさぁ
そのあまりの鈍感さ度肝を抜かれてしまった。
ここまで体の調子が悪いのに、熱に気がついてないなんて。
.かなめ.
お前、本当にまだ気づいてないの?
.甘夢れむ.
なにに……?
あぁ。だめだこりゃ。
少し熱でぼんやりしているのもあるかもしれない。
ここはハッキリと伝えた方がいいな…
.かなめ.
…れむ、熱あるよ
一瞬間を置いてから、れむが素っ頓狂な声を出す。
.甘夢れむ.
熱?
.甘夢れむ.
れむ、熱あるの…?
.かなめ.
うん、俺の手が冷たいのはそういうこと
.かなめ.
言われてみればそうかもって思わない?
.甘夢れむ.
あぁ…えっと……
.甘夢れむ.
そんな節はあるけど…、
.甘夢れむ.
ただの寝不足と疲れただけかと思って、
.甘夢れむ.
ね、つ……えぇ…?
どうやら不調の原因に自覚すらないみたいだ。
熱に侵されてどこかポヤポヤしているれむは、未だ自分に熱があると信じられないご様子。さあ、放っておいたら何をしでかすか分からないこの化け物をどうしようか。
.かなめ.
んー、とりあえず今日は帰ろうか?
.かなめ.
俺の家の方が近いし、そっちに運ぶね
.かなめ.
前抱きでいい?
.甘夢れむ.
んぁ、前抱きはありがたいんだけどさ、
.甘夢れむ.
え、かなめの方が近いっけ…?
.かなめ.
徒歩10分圏内
.甘夢れむ.
お世話になります
れむが素直に俺に抱きついてきたので、俺はそのまま二人分の荷物と一緒にれむを持ち上げてスタジオを後にした。
【甘夢れむ side】
はぇ、れむって熱あったんだ…。
体だるいし、ふらふらするし、頭痛いし、喉も痛いし。
言われてみれば、これって全部風邪の症状だ
.かなめ.
吐きそうとかない?
.甘夢れむ.
んーん、へぇき
.かなめ.
ごめんな、もうちょっとで着くからっ
景色が流れて、かなめの息も少し上がっている。
かなめが急いでいるのは、こんな状態でもすぐに分かった。
.甘夢れむ.
そんなに急がなくてもれむは大丈夫だよ…?
.かなめ.
大丈夫じゃなーいっ、
.かなめ.
自分で思ってるより多分熱高いよ
.甘夢れむ.
えぇ、37℃とか?
.かなめ.
んなわけ…、
それから間もなくして、かなめの家に到着。
.かなめ.
ごめんれむ、鍵開けるからちょっと降ろすよ
.甘夢れむ.
ん〜、ありがとね
.甘夢れむ.
……!?
一瞬降ろされただけでも既におぼつかない足元。
自分が思っていた以上にまずそうな感覚に正直びびった。
.かなめ.
っ……、
扉がガチャガチャと音を立て、鍵が拒絶される度にかなめの表情は焦りが露骨になっていく。あることに気づいて、可愛いなとも思ったけどちょっと呆れた。壁に手を付きながら、れむはかなめに言った。
.甘夢れむ.
かなさぁん…、
.かなめ.
どしたっ?なんか辛い?
.甘夢れむ.
鍵、右回しになってる
.かなめ.
えっ……あ、
鍵の回す方向を変えた瞬間、さっきまで開く兆しの無かった玄関扉はいとも簡単に解錠されてしまった。
かなめは一瞬、鍵を見つめたまま放心状態になっていた。
.かなめ.
ごめん、ありがと…
.甘夢れむ.
あの、ほんとにさ、そんなに焦らなくていいから…笑笑
.かなめ.
……っぱ焦るとダメだな、笑
.かなめ.
よっと、とりあえずベッド連れてくね?
.甘夢れむ.
ん……
ベッドに下ろされた直後、れむは強烈な睡魔に襲われた。
.甘夢れむ.
かなめぇ
.かなめ.
なに?
.甘夢れむ.
寝てい?
.かなめ.
ん、おやすみ
それを最後に、れむの意識は途切れてしまった。
【かなめ side】
鍵の回す向きを間違えていたと分かった時は本当に自分でも驚いた。なんというか、キョドりすぎてもはや自分じゃないみたいだった。
壁に手をついてすごく辛そうなれむを抱えて家に入り、れむを真っ先にベッドに寝かせる。
.甘夢れむ.
かなめぇ
とろんとした声でれむがそう言う。
.かなめ.
なに?
.甘夢れむ.
寝てい?
.かなめ.
ん、おやすみ
そう言ってかられむを見てみると、疲れ果てていたのかれむは既に眠っていた。
極力起こさないように細心の注意を払いながら、れむの額に冷えピタを貼る。近くの棚に入っていた体温計を出して、そっとれむの熱を測った。
38.6
.かなめ.
うわぁ…こりゃしんどいわ
.かなめ.
ごめんよ、気づいてやれなくて
上向きになっているれむの手にそっと手を重ねた。
れむは俺の手を握る。冷たさが気持ちいいのか、さっきよりも表情が楽そうに綻んでいる。
.かなめ.
……、
.かなめ.
ゆっくり休めよ
俺の手はれむの体温に溶かされて、ぬるくなってしまった。
紅瀦こんぶ(小説主)
おかえりなさーい!
.甘夢れむ.
死んでしまうよ…
.かなめ.
リクでこれは大惨事だぞお前
紅瀦こんぶ(小説主)
分かってる!!!
紅瀦こんぶ(小説主)
久々に本編が5000切ったよ(は?)
紅瀦こんぶ(小説主)
リクエスト他にも沢山いただいてはいるんですが、次の次辺りはもしかしたら息抜き的なのをあげるかもしれないです……!
紅瀦こんぶ(小説主)
それでは、ばいばい!

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