koji side
あかん、ここどこや。
全く知らない怖い場所に来てしまった。
俺酔ってなくても怖い場所無理なのに…。
動こうにも、気持ち悪くて動けない。
俺はお化けに襲われて終わってまうんやろか…
酔っているからか、視界のピントが合わず
人が二重にも三重にも見えた。
ただ1つはっきり分かったのは、
この人、ブランド品ばっか身につけてる、。
初対面でいきなりタメ口。
身長的に大人であるのは確定。
金持ちは礼儀が悪いな ((
俺が動けないということが分からないのか、
その人は俺を持ち上げようとした。
もちろん急に動かされた俺は、
我慢していたものがしっかりリバース。✌🏻
お高そうなスーツだの、靴だの、ネクタイだの
全て汚してやっta…汚してしまった。
んなわけあるかい、見ろこの状況。
そうしてその人はスーツ ( 上 )を脱いで、
どこかへ走って行ってしまった。
シャツは汚れなかったらしい。
そんなことを考えているうちに、意識を手放した。
¥
¥
¥
Ren side
人の声がする方へ行くとやっぱり人が居た。
でもすごく体調が悪そう。
俺は、すごくイライラしていた。
いつもなら絶対にしないはずのことで。
俺が気を利かせて話しかけているのに無視?
酷くない?
それなら無理やりでも
明るいところに移動させますけど??
その人はリバースしてしまった。
俺が初めて自分で買ったスーツは見事に
汚れていた。
他にふっかさんに買ってもらったネクタイや、
しょっぴーのお下がりの靴も。
更にイライラしたけど、
体調悪い人にぶつかる訳にもいかないので、
とりあえず、水を買ってあげることにした。
幸い、シャツは汚れていなかったので、
スーツの上着を脱いで、
俺は走って水を買いに行った。