第3話

【ストーカー型】‪
498
2024/04/14 09:28



コツコツコツコツ______












タッタッタッタッ_______





学校を出てからずっと着いてきているストーカー。










私はこれに約3ヶ月悩まされている。





1度警察にも相談に行ったけど








証拠も人的被害も特に…との事でまともに取り合ってくれなかった





(なまえ)
あなた
もう…なんで私に着いてくるの…!!




そう言ってもう既にバレている家に帰った







別の日






この日は珍しくストーカーが居なく、ストレスフリーで帰れた




いつも通り帰路を歩いていると、突然横を歩いていた人と肩がぶつかってしまった





(なまえ)
あなた
った……あ、すみません!!ちゃんと見てなくて…



????
いえいえ


よいち
よいち
こちらこそ、前を見てませんでしたから…!

(なまえ)
あなた
…っあ!貴方の鞄のストラップ……


私の目に入ったのはさっきぶつかったことにより取れてしまったであろうストラップ。

よいち
よいち
え?あぁ、本当だ…

(なまえ)
あなた
わぁぁぁ、本当にごめんなさい!!

(なまえ)
あなた
弁償しますので…


私はどうしても申し訳がなくて弁償を申し出た

よいち
よいち
そこまで必死に言われるのなら…分かりました

よいち
よいち
制服…一難高校ですよね?

(なまえ)
あなた
あっ、はい!

よいち
よいち
じゃあ学校で話せると思うので学年と組、名前教えて貰ってもいいですか?

(なまえ)
あなた
はい!1年C組の茅ヶ崎ちがさきあなたの下の名前と言います!

よいち
よいち
一個下だったんすね!

(なまえ)
あなた
タメで大丈夫ですよ!

よいち
よいち
まじ?さんきゅーな!

そう言うと一気に先輩の口調が崩れた


なんか新鮮

(なまえ)
あなた
いえ、ところで先輩いつ頃空いてます?

よいち
よいち
…一応今週末空いてる。あと、その先輩っていうのやめて

よいち
よいち
敬語じゃなくていいから

そう言われたので敬語も外すことにした。

(なまえ)
あなた
分かりました、えっと……

よいち
よいち
あぁ。俺の名前は潔 世一。下の名前で読んでな?

(なまえ)
あなた
わか…わかった、世一さん

よいち
よいち
まぁいいか。


そう言うと世一さんは朝練があるからと言って先に学校へ行ってしまった





ー潔sideー



コツコツコツコツ______






タッタッタッタッ______



俺はここ3ヶ月ずっとあなたの下の名前をストーカーしている。





あなたの下の名前の名前や住所、年齢に特徴




好きな物や性格、家族構成なんかを調べて




こうして今も見守っている





俺は3ヶ月前、スマホの充電も切れ知らない道で迷っていた時



あなたの下の名前に救われた。





見ず知らずの俺を助けてくれたあなたの下の名前女神



そんなあなたの下の名前の優しさに惹かれ



俺はあなたの下の名前の事が大好きになった



あなたの下の名前は気づいて居ないけれど


俺とあなたの下の名前は同じ学校だ。


学年もひとつしか違わないから


話しかけようと思えば話しかけられる。



だからずっと待っていたのに。





あなたの下の名前はいつまでも来てくれなかった。












とうとう痺れを切らした俺は、あなたの下の名前に話しかけようと思った。




だがいきなり行っても怪しまれるかと思い



"偶然を装って"あなたの下の名前にぶつかった。




そして"わざと付けておいた少しボロいストラップ"を



あなたの下の名前に切れさせる。




こうすることであなたの下の名前は優しいから罪悪感が湧く





思った通りお礼がしたいと言い、俺に近づいた。




その隙に俺は鞄に盗聴器とGPSを付ける








そして約束の週末。



招待したのは俺の家、俺の部屋。



俺の部屋はあなたの下の名前の写真でいっぱいだ。




幸い両親は夫婦仲良く旅行へ行った



あなたの下の名前を一生離さない。




諦めて早く俺色に染まれ♡♡♡あなたの下の名前♡♡♡



今回ちょい長め!もう少し有り

ーあなたの下の名前sideー



いよいよ約束の週末。


私は世一さんから送られてきた住所へ向かっている




着いたらそこは一軒家。


十中八九、世一さん家だ



私はインターホンを鳴らし彼の家へ入った。



(なまえ)
あなた
お邪魔します!!

よいち
よいち
おー、先俺の部屋向かっといてくれ!

よいち
よいち
場所は階段登って右、奥から二番目の部屋だから!

(なまえ)
あなた
了解〜!


なにか用意している世一さんを横目に言われた通り部屋へ向かった






階段を登り着いたその部屋。


ドアノブに手をかけ、開けた先には…………







大量の私。









よいち
よいち
おー、見たな?


(なまえ)
あなた
いやッ、えッ…?わた……写真……??


(なまえ)
あなた
てかこれ盗撮じゃ((

よいち
よいち
まぁまぁ、お茶入れたからさ、飲みなよ

よいち
よいち
喉、乾いたでしょ?


言うまもなく言いくるめられ、とりあえずお茶に口をつける


ゴクッ





口にした瞬間唐突に襲ってきた眠気と




世一さん……………………世一の歪み切った笑顔は













私は一生忘れない。






長ぇぇぇぇえ🥺🥺🥺🥺🥺


ちなみにちょい補足すると、最後世一くんに監禁されたあなたの下の名前ちゃん

私は一生忘れない、は


あなたの下の名前ちゃんが閉じ込められた今


"幸せの絶頂"にいることを意味してます🫶


閉じ込められ、彼の物に"させられた"今が


彼女たちにとって幸せの絶頂のようです🫶🫶


Seayou( ´ ▽ ` )ノ

ちょっと遅刻笑

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