日が昇り、朝を迎える。
今日、バンカラ街に新たな風が吹くー!
私は朝一番に武器屋へ走る。もちろん、新しい武器を手に入れるため。
長年使い込んだスプラチャージャーを想いつつ、足を早める。
こうして新シーズン早々新たな武器を買い込むのであった...
いつも通りバトルに夢中になって、いつも通り日が暮れた。
全勝。さすが私。
突然、誰かに押される。体勢を崩してしまい、床に倒れ込む。
明らかにガラの悪いひとが私を取り押さえる。
ダメだ、このままじゃ私....
ボコッ、バキッ
容赦なく拳が飛んでくる。
その度、思い出したくもない昔がフラッシュバックする。
こないで。やめて、いやだー....
誰か助けー。
た、助かった....?
またひとに迷惑かけちゃった。私ってほんとダメだ。
ダメなのに。泣くのは、ダメなのに.....
涙が勝手に溢れてッ....
彼の手に引かれるまま私はその場を後にした。
....泣きながら。
はぁ。めんどくさいことになっちまった。
いや、仕方ないんだ。アレを見捨てるほど俺は情が薄くない。
....家まで上げるつもりではなかったが。
当然、下心などない。決して、そういうのでは、ない。断じて。
ただちょっと気掛かりなことがあるだけで。
普通は殴られただけで過呼吸にはならねえ。
何かトラウマがあるのか....?
ふっと彼女に笑顔が戻る。
可愛い.....
!?何考えてるんだ俺!?
ゴホン、んなことは置いといて....
















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。