静寂の夜が明けた
だが、街の空気にはまだ「死」の香りが漂っていた
吉良吉影は──逃げ延びた
その事実が、ジョースター家全員の胸を重くしていた
ジョセフ兄さんがテーブルに地図を広げる
承太郎兄さんが腕を組んだまま、低く唸る
仗助兄さんが机をドンと叩いた
ジョナサン兄さんの声が静かに響く
徐倫姉さんは真剣な眼差しで仗助兄さんをなだめる
そしてジョルノ兄さんはティーカップを置き、冷静に言った
私の声は小さいが、確かな決意があった
その時──
テーブルの上に置かれた花瓶が“パリン”と音を立てた
ジョセフ兄さんが瞬時に察知する
承太郎兄さんの瞳が鋭く光った
空気が凍る
まるで世界全体が“停止”したような感覚
時計の針が止まり、鳥の声も消えた
そして──
壁の影から、スーツ姿の男が静かに現れた
金色の髪、冷たい眼差し
そう微笑んだあと彼の背後に、“殺人鬼のスタンド”が姿を見せる。
──“キラークイーン”
仗助兄さんが立ち上がり、クレイジー・ダイヤモンドを展開
ジョルノ兄さんが即座に前へ
ジョナサン兄さんが両腕を広げ、波紋を全身に通す
承太郎兄さんは低く構え
時間が一瞬止まり、吉良の動きが読まれる
ジョセフ兄さんも波紋を伸ばしながら叫ぶ












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。