第4話

2.戦争
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2023/02/12 08:00
隣国α帝国との国境付近

シャオロン視点
グルッペンから戦争があることを聞いたのが3日前。
その後、第三部隊のシッマと第四部隊を率いた俺がここに来たってわけなんだけども...
コネシマ
コネシマ
なぁ、シャオロン敵こぉへんな?
シャオロン
シャオロン
なんでなん?国境付近っていっとったよな?
ぶっちゃけ行ってしまうとめちゃくちゃ暇w
それにしてもα帝国とはしばらく国交が安定していないとはいえそんな気配はなかったっていうのが実際の現状
なんで急に戦争を起こされたのかよくわかってないんよね
コネシマ
コネシマ
一回グルッペン達に連絡してみるか?
シャオロン
シャオロン
それがええかも...
まぁ、連絡しても案の定

『そこで場所はあっているゾ?宣戦布告も...おーい!トン氏!宣戦布告されたんってαだよな?...まぁ一応待機しておいてくれ!』
というわけで俺はシッマと待ち続けもうすぐ日が暮れるっちゅう状態になってきたってわけだ
シャオロン
シャオロン
そろそろ夜になるしαは夜に隠れてくるんかな
コネシマ
コネシマ
まぁ、そうかもしれへんけど一旦仮眠とってええか?
まぁ実質朝からやし俺もちょっと眠い気がする
シャオロン
シャオロン
じゃあじゃんけんして決めよw
2人
じゃんけん~
2人
ぽん!
俺がグーでアイツがチョキ
シャオロン
シャオロン
コネシマさん~雑魚乙wwww
コネシマ
コネシマ
くっそ...シャオロン覚えとけよ!
その時、静寂の闇に銃声が響いた
シャオロン
シャオロン
....これはこんな話してる状況じゃなくなったなw
コネシマ
コネシマ
しかたねぇ、いっちょ暴れてやるか!
コネシマ
コネシマ
クッソ、これじゃ埒あかねぇな!
シャオロン
シャオロン
倒しても倒しても現れるやん...!一人ひとりの戦力はそうでもないのに数が多いんやけど!
ときどき閃光うっとるのに全然襲ってくるし、誰かに操られてるみたいに延々と立ち上がり続ける
”誰かに操られるように”...



操るか.....もしや!
シャオロン
シャオロン
シッマ!これあれかも!”洗脳”かもしれへん!
コネシマ
コネシマ
マジか...こっちに分が悪いやんけ!だからどんだけ”水”ぶっぱなしても消えへんのか!
おそらく周辺地域の人々が操られてる。死んでも操られ続けるから圧倒的に分が悪い
シャオロン
シャオロン
くっ.....
コネシマ
コネシマ
大丈夫か!!!!!!!!!
シャオロン
シャオロン
大丈夫や!それより無力化せんと!
無力化するためには気絶させるしかあらへん。けど下手にやさしくするとまた立ち上がる。強すぎて死んでしまったらアンデットとして洗脳は解けへんから感覚が重要になってくる
けど....
シャオロン
シャオロン
この量は多すぎるんだけど!
しかも常に囲まれてる状態やからな。どこにでも気ぃ配らなあかん
シャオロン
シャオロン
...は?
急に背後の奴らの気配が消えた
周りを見渡すと急所じゃないところに矢が刺さった敵が大量に倒れていた
シャオロン
シャオロン
シッマ、これどういうこと?
コネシマ
コネシマ
誰や...アイツ...
シッマが見つめとった先には真っ白いローブ着たヤツが浮いとった
無音で飛べるとなると”術理”か”風”か”空間”か...
矢が降っとったってことは術理か空間か。どちらにせよ危険な属性だ
ーー
『あ、我々国の人たち?グルッペンにもう少しだって伝いといてくれる?じゃ~』
インカムに無機質な声が響く
シャオロン
シャオロン
ほんまに、アイツなんなんや....






・・・
第二話は我々さんと言えばで戦争でしたね~


勘のいい皆さんならこの白ローブの男察していらっしゃると思いますw
まぁ、それは少し置いといて今回何やら聞き覚えのないワードが出てきましたね?
水やら術理やら閃光やら....えとせとら
まぁ、この世界には気づいた人もいるかもしれませんが「魔法」が存在するんですね~
その気になる魔法については次回のあとがき(?)でお話ししましょう。
では、次回「城の騒動」お楽しみに!
おつみけ!

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