天「話が逸れたが、確認はできたな」
小「確かにできましたけど、、、意味あったんですか?」
「結局ごっちゃごちゃになっただけじゃないですか?」
天「わかったこともあるだろう?それに気になった発言も何個かあったことだし、」
桜「気になった発言とは?」
天「一つはあいつの兄のことだな、」
「まあこれはおかしいことでもなんでもないが、事件のことを正確に覚えていることだ。」
鴻「確かにおかしくはないですね」
天「だが周りの友人からは“忘れていそう”と思われているんだ。」
「わざわざ時間があるからって見舞いに来るぐらいだから相当仲がいいんだろう。そんな奴らが“忘れていそう”だぞ?おかしいと思わないか?」
「現に、兄はこの後の予定を忘れていたわけだ」
桜「確かにそうですか、妹さんが起きるか否かの状態に陥った原因の事件ですから忘れたくても忘れられないでしょう」
小「他に気になった発言ってなんですか?」
天「もう一つは犯人についてだ。」
鴻「犯人についてって、、、」
「ついに核心に迫るんですね!」
天「犯人を特定するにあたって1番重要なのが長尾兄妹の言葉だ。」
「多分この事件の犯人と唯一関係性がある人物だからな」
小「兄妹の?」
天「こないだビデオでみただろ?多分あの時に言ってた犯人は一度関わりがあって尚且つ最近まで会っていなかった人。忘れたくて自分を変えてしまった人」
「簡単に言ったらあなたはいじめに遭っていたんだろ、そんで中学に上がってそれがなくなり逆恨み的なのでその主犯格から買っていたんだろ」
小「でも目的があなたさんとは限らないんじゃないですか」
「ただの無差別殺人かもしれませんし」
鴻「そうですよ!」
天「犯人が何か呟きながらって言っていただろ?」
「どこにいるんだ。あいつだけは手放したくないってな」
小「そういえば言ってましたね」
桜「なんですかそれ、聞いてないんですけれども」
天「被害者一族から信用されてないんじゃないか?」
桜「一応犯罪行為なんですけどね」
鴻「そもそも目撃者の証言も人によって違うんですからあんまり通用しないと思うますけどね」
天「まあそういうことだ。犯人は手放したくない人がいてそれを探していたと」
「わざわざ探していた人を傷つける馬鹿はいないだろ」
鴻「でもあなたさんは殺されかけたんですよ?」
「それじゃあおかしくないですか?」
天「長尾兄は殺されそうになったなんていってたか?」
「襲い掛かろうとしただぞ?殺されると襲われるは結構違うぞ?」
小「それじゃあどういう意図であなたさんを襲ったんですか?」
天「そこまではわかんないが一つ確かなことがある」
桜「確かなこととは?」
天「犯行の動機と裏で手引きしているやつの大体の人物像だな」












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。