前の話
一覧へ
次の話

第1話

第0話 真実
12
2024/06/17 12:42
いふ
いふ
のどかわいた~
飲み物とりいこー
いむ
いむ
ごめんなさい、、、
突如聞こえてきたその言葉はいつも明るい弟の声ではなかった、、
父
どうして起こってるかわかるか?あ”?
母
はぁー
まったく、、お兄ちゃんはあんなに優秀なのに、、、
こんなこと言う親じゃない、、
俺はそう思っていた。

いつもバカやってみんなで電子レンジ壊したり料理を失敗して笑いあったり、、、
そんな家庭だと思っていた、、
いふ
いふ
もう寝よう、、
のどの渇きが一瞬で消えたとともに、、眠気も飛んだ、、









たしかこれは俺が小学5年生、、、
そう。今のほとけとおんなじ年齢だったと思う。














その時初めてみんなが親のことをきらーいとかやだーとか言っていたことを思い出した、、、
いっつも親は何をしても怒らなかった。
みんなならえっ!とかいう、、
ものをこわす
人を殴る
学校をさぼる
宿題をしない
こんなことをしても怒らなかった。



多分記憶にある限り怒ったのは、、俺が海で一人遠くに行こうとしていた時と、海外で迷子になって知らない人についていこうとした時だ。

それ以外、怒っているのを見たことがない
父
なんで!こんなに!点数が低いんだ!!

まったく、、風花とちがってこつこつやんないとできないんだから!

才能がないんだらやれ!
母
あの子は、、
その他はあんまり覚えてないがこの時母が言った言葉だけは鮮明に覚えてる、、
いや、、もう‶母”とは言えないのかもしれない、、


僕が人生で多分一生のうちに一番聞きたくなくて、もう二度と聞くことのないことばだった。
母
本当の子じゃないからねー
いむ
いむ
えっ
父
おい!しゃべるな
いむ
いむ
はい、、
母
あの子はぱぱのもうなくなっている兄の子供だからねー、、
主?
主?
今おじいちゃん(これは本当)ががんになったと聞き、これは書くしかない!と思って書いたものです




あのね、、怒られないって、、コワインダヨ?

プリ小説オーディオドラマ