第6話

🪄 特別生徒になりました
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2025/08/30 07:44 更新
あなた
特別生徒…?
相澤先生
あぁ、そうだ
あなた
…ふむ、つまり他の生徒とは違う…と?
何だそれ
相澤先生
お前のは…魔法…らしいな。
あなた
あぁ、何度も言ってる
相澤先生
個性とはまた違うその力を、個性と偽り続けるのも難しくなってしまったら取り返しがつかない
あなた
隠すのは簡単だが、バレた時の対処と?
相澤先生
そんなところだ。第一、個性を観察して、不審な行動だと言われて目をつけられたら…?
あなた
…確かに面倒なことになるな
相澤先生
と、いうのが表向きの理由だ
あなた
表向き…?
相澤先生
面倒なことに…ヒーロー公安委員会がお前に目をつけてな
あなた
ひーろーこうあんいいんかい?
何だそれ
相澤先生
あ〜…簡単に言えば仮免やプロを、ヒーロー社会全体を仕切る存在だ
あなた
そんな偉大な組織の方々が私に…?目をつけた…?そこらのエルフに…?
元大魔法使いだけど…
相澤先生
個性とは違う力をヴィランに渡したくないからな
あなた
…?ヴィラン…とは?
相澤先生
…?あぁこいつの世界で言うと…?
根津校長
ヴィランとは個性を悪用する犯罪者のことさ!
あなた
ほう…魔族のような感じか
根津校長
そうなのさ!
相澤先生
確かに…だが…
あなた
…では、私からも1つ話をしようか
根津校長
相澤先生
あなた
…皮肉なことに、私の魔法は元は魔族が使っていた
相澤先生
え?
根津校長
どういうことなのさ!?
あなた
まぁ、最後まで聞きなよ。
あなた
私たちの世界にいる魔法使いが使う魔法は、魔族が他の種族たちを支配、虐殺のために作られたと言われている
あなた
だが、それに対抗するため他の種族たちは魔族の魔法を模倣し、対抗する手段をとった
あなた
実際、100年ほど前に勇者によって魔王は討伐されている
あなた
残党はまだ残っているがな
相澤先生
あなた
私は…魔族が嫌いなんだ。人の形をして、人の言葉をしゃべる…なぜ、魔族が人の言葉をしゃべると思う?
根津校長
なぜなのさ?
あなた
人を騙すためだよ
あなた
『私は可哀想なんだ。家族がいないんだ』、『私はとても弱いんだ。息子を殺されたんだ』、『仲良くしよう。何もしないよ』って
あなた
馬鹿みたいだよな
あなた
安心しなよ。そのヴィランとやらも、どうせ魔族と変わりないんだ
人間の心はわからない
人間じゃないから
魔族に家族を殺されたんだ
その魔族を私は殺した
殺す前にその魔族は言った
『私もエルフに親を殺された』…と
容赦なく殺してあげたよ
魔族が家族を持つ?あり得ない
彼奴等は自分が良ければそれでいい。他の者は死んでもいい
そんな浅はかな考えを持っているんだ



けれど、魔族を殺そうとすると人間はこう言う
『まだ小さな子供じゃないか』
『殺すなんて酷すぎる』
『かわいそうだ』
まだ小さな子供…?
目の前にいるその小さな子供が魔法で本当は大人だったら?
殺すなんて酷い?じゃあ、殺されるのを待つのか?
人を騙しておいて、殺しておいて可哀想?
魔族の本質を知らない者はそういって死んでいく
魔族に騙されて死んでいく
フリーレンは正しいよ
魔族は殺さなくちゃいけないから
そう思って何人も殺したよ
私は、この世界だと
ヒーローとヴィラン







どっち側なんだろ
作者
あなたの過去は後に書こうかなと思います

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