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第9話

それはーーーー
776
2020/05/01 01:36

最後はまふまふさん目線❗
では、どうぞ!!!

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まふまふside
眩しい朝日が僕のうっすら開いた目に差し込む。
あぁ、昨日カーテン閉めてなかったのかと
考えながらもう一度眠りにつきたくて布団に潜り込む。
だって眠い。あー、すーぱーぬこになりたい。
ふと、気づく。僕、裸じゃね?え、あれ…。
あ"ー…。思い出した。僕、そらるさんとシてそのまま
寝ちゃったんだ。うん、腰痛いし正解ですね、ハイ。
いつも、そらるさんの方が早起きだから
もう起きているものだと思い込んで寝返りを打つと、
目の前にそらるさんの顔。白くて透き通った肌。
影を落とす長いまつげ。紺色の癖っ毛。
いつ見てもきれいだと思う。
まふまふ
そらるさん、僕ね、謝りたい事があるんです。
寝ているそらるさんにだから言えること。
迷惑掛けたくないし、心配させたくないからね。
まふまふ
そらるさんが僕を守ってくれたあの日、
もう自分を傷つけないと、
もう自分を追い込まないと約束して
光の方へ連れ出してくれました。
だんだんと視界が滲む。
涙が溢れて溢れて止まらなくなる。
まふまふ
でも、僕はそのあとも自分を傷つけたり、
自分を追い込んで、僕は要らない人間だ。
と、そらるさんに言ってしまったこと
ありましたよね?
息が上がって、途切れ途切れの言葉になっていく。
これが自己満足だったとしても。今、謝っておきたい。
まふまふ
そう言ったこと、本当に後悔しています。
ごめんなさい…。
僕のあの言葉は僕を大切にしてくれるそらるさんとか
うらさかの二人、luzくんや96ちゃん、天月くん、
みんなを否定するものだと、そらるさんは叱って
慰めてくれた。自分が否定した自分を
好きでいてくれる人が居る。その事にやっと気づいた。
後になって、あの言葉で一番否定してしまったのは
僕のことを愛しいと言ってくれた
そらるさんの気持ちだということに気づいて。
どうしても謝りたかったんだ。
まふまふ
ッー…。うぅ、、、ごめん…なさいッ…
そらる
大丈夫。まふは悪くないよ。
大丈夫、大丈夫。
声にはっとして顔を上げると
そこには眩しそうに薄ら目を開けて
微笑んだそらるさんの顔があった。
そらる
もう一回寝て、起きてから、落ち着いてから、
楽しいことしよう?泣いてるまふより俺は
笑ってるまふがいいな。だから一緒に笑おう?
そう言うと、そらるさんは僕のことを抱き締めて、
また目を閉じてしまった。
僕は幸せ者だな。

もう、一人じゃない。 大切な人がいる。
もう、怯えない。 守りたい人がいる。
もう、傷つけない。 大切にしててくれる人がいる。

そんな安心感とそらるさんの体温に包まれながら
僕はもう一度夢の中へと落ちていった。

落ち行く意識の中、伝えたいこと。

それは、「ありがとう」

それはーーー

       
          「愛してます」
〈END〉
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シェイ
シェイ
最後まで読んでくださり
ありがとうございました‼️
これにて、「とある一日」は
完結です❗
いろんな方に見ていただけて
本当に嬉しいです❗
感謝しかありません‼️
ありがとうございます。
新作は、いつ書くか、何を書くかは
不明ですが、応援してくださると嬉しいです。
ではまた、どこかで‼️

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