"奇病"なんて、私には関係ないと思っていた。
ごく普通の生活をしていた私になんて…
私は、普通の高校生として生活していた。
学校に行って、友達と話して、授業受けて、クラスメイトのふざけてる姿を見て笑って、授業で寝ちゃって、先生に叱られて、憧れの先輩を見てドキドキして……
ただただ、普通に過ごして居ただけだ。
フラッ…
言われてみれば、あの時からもう予兆が出て居たのかも知れない
私の家は所謂母子家庭だ。
お母さんは1人で働いていて、夜中まで帰って来ない。
迷惑をかけられないし家事とかの家の事は自分で全部やるようにしていた。
この時、ちゃんとお母さんに相談していたら、結果は変わったのかも知れない。
ただの目眩なんて言って、放っておかなければよかった。
女子高校生が夜家に1人は危ないから、と言って、私はたまに友達の家に泊まっていた。
その日は、仲の良い友達の家に泊まらせてもらっていた。
いつも通り、ゲームをしていただけだ。
バタン!!
私の意識は、そこでなくなった。
意識が戻った時に見えたのは
見慣れない白い天井と、綺麗な銀髪の女性だった











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!