第3話

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2025/10/12 08:20 更新






いるま
なんでお前がここいんだよ、なつ
なつ
暇だったからな



何か面白いものを見たような
顔をしながら入ってきたのはなつだった。


少し呆れているような気もするけれど。


.らん
いや暇だからって生徒会室くんなよ、
いるま
お前が言うなあほ
.らん
はぁ!?




なつ
てかいるま良かったな
らんと恋敵にならなくて
いるま
は?
.らん
は?




俺が、いるまの恋敵???

こいついつから聞いてた!?



いるま
お前、いつから聞いてて…っ
なつ
あー、俺というかずっと
気まずそうに話聞いてたぞ
なつ
みこととこさめが
いるま
あ?


 
え、なんでなつくん言っちゃうの!?
こさめちゃん、はやく逃げよう!!




いるまの声がさっきよりも低くなったのと同時に
扉の方から焦るような声が聞こえた。


いるまが足早に扉を開けると


こさめ
あ"
みこと
うぇ、えっとぉ…


顔を青ざめながら逃げるように
こさめの背中を押すみことがいた。



いるま
お前ら、なにしてんだよ…
みこと
いや、暇だったからちょっと
覗いてみようかな〜とか…
こさめ
こんなドアの近くで話してる
いるまくんたちが悪い!!!




明らかに誤魔化そうと目をきょろきょろさせてるみことと、
逆にもう開き直っているこさめ。


まあ、こさめの言うことは正しいので
いるまも何も言い返せないようだった。



なつ
こいつらに言ってなかったんだな先輩のこと
こさめ
え、なつくん知ってたの!?!?
なつ
まぁ、てかおまえらも知ってると思ってたし
みこと
なんで俺らに教えてくれなかったん!?
いるま
おまえら口軽そうだし、らんは…うん
.らん
なんだよ最後まで言えよ!!!!













.らん
てかすちは?
なつ
部活じゃねーの?
いるま
お前も行けよ
なつ
俺幽霊部員だから



いや幽霊部員名乗んなよ…と思ったが、
俺が部活に入っていないからぐっと堪える。


なつとすちは美術部。

いるまがバスケ、こさめがパソコン、
みことが軽音部に入っている。


この高校はなにかと部活の種類が多く、
そこが強みでもあるらしい。


結局俺は何もしっくりこなかったんだけど。




こさめ
みことくん同じクラスやろ?
なんか聞いとらんのー?
みこと
えーと…、
みこと
あ!なんか美術展のが選ばれて
なんか先生達に呼ばれとった!!
.らん
えっぐ、やっぱあいつすげぇわ
なつ
尚イケメンなのがムカつく、まじで
いるま
今度あいつの家行ってエ◯本探ししようぜ
なつ
やるやる!!裏の顔を暴いてやろうぜ
.らん
やんなあほ






みんながわーきゃーと騒いでいると
こさめが近くにきていて俺に耳打ちをしてきた。



こさめ
ねぇ、らんくんは本当に先輩のこと好きじゃないの?
.らん
え?なんでそんなこときくの?
こさめ
なんでもいいから!!



急な質問に困惑しながらも
何やらこさめの真剣な目と、勢いに圧倒された。





.らん
さっき聞いてた通りだよ
こさめ
…ふーん、そっか



そのままこさめは離れて、すぐ顔を逸してしまった。



こさめ
なつくーんゲームしよー!!
なつ
俺はすちの欠点探しで忙しいんだよ!
いるま
お前それ不名誉すぎるぞ
みこと
なっちゃんすっちーのこと嫌いなん!?



.らん
……




あの時のこさめを顔は見れなかったけれど、
何かその姿がいつもと違うようで
どこか引っかかってしまった。














どっちもぜひ!!!
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