第2話

聖域での保護
350
2024/03/03 15:12 更新
俺達は急いで聖域に戻ってきた時…


先を急いでいると誰かに止められた。
ムウ
ムウ
貴方達。そこで一度止まっていただけますか?
紫龍
紫龍
ムウ!どうしてだ?!
ムウ
ムウ
その子を教皇の元へ連れていくのでしょう?
私も同行させていただけますか?
紫龍
紫龍
ああ…分かった。

俺達はムウと一緒に、教皇の間へと向かった。


そこには黄金聖闘士達が全員集まっていた。
アルデバラン
アルデバラン
お。やっと来たか。
童虎
童虎
ん?紫龍よ。お主が抱えておるその少女は誰じゃ?
紫龍
紫龍
老師…。この方は…
ムウ
ムウ
…なるほど。そういう事ですか。
ムウ
ムウ
この少女は、アテナの意志を継ぐ者です。
このペンダントにある小さなロッドがあるでしょう?

…これはアテナの持っていた杖です。
つまり、この子が今のアテナとなります。
シュラ
シュラ
だが、どうしてこの子の元にアテナの杖が?
実験体として宝石に閉じ込められていたんだろう?
ムウ
ムウ
それは私にも分かりませんよ。
ですが…この子には壮絶な過去があります。
ミロ
ミロ
壮絶な過去…?
シャカ
シャカ
この方は…おそらく誘拐され、監禁されていたのだろう。

そしてそのまま実験体にされて、宝石の中に閉じ込められた。

…それも彼女が受ける事を望まない…そもそも望むはずのない実験だったのだ。
童虎
童虎
そして…その実験を続けていくうちに、この者の身体はどんどん大きな傷が増えていき、肉体的にも精神的にも限界を迎えておるはずじゃ。
ムウ
ムウ
主な実験内容は
・鉱石植生実験
・耐痛実験
・薬物実験
・植物植生実験
…と言った所でしょうか。
デスマスク
デスマスク
かなりの量の実験を受けていたんだな……辛かっただろうよ…
ミロ
ミロ
思ったのがよくこんだけ実験を受けてて身体が壊れなかったよな…
アフロディーテ
アフロディーテ
それほど辛い事でも、この方は耐えようとしたんだよ。
アフロディーテ
アフロディーテ
それにしても…綺麗な方だ。
宝石の中に閉じ込められるにはもったいない程だ…
カミュ
カミュ
そうだな。
…?これは…
その時、カミュが青い石のような物を見つけた。
カミュ
カミュ
これは…「ブルーサファイア」か?
星矢
星矢
ブルーサファイア…?宝石の名前なのか?
カミュ
カミュ
ああ。世界でも希少価値のある宝石でな。
…まさか、この中に閉じ込められているとは思いもしなかったぞ…
サガ
サガ
という事は……この方は「宝石」の力と「星座」の力の2つが使えるのでは?
アイオロス
アイオロス
…そういう事か。

この方はアテナの意志を継ぐ生まれ変わり。その杖を持っているということは全ての星座の力が使える。そして実験体としての力…即ち、「宝石」の全ての力を使える…。


こんなに素敵な方なのに……実験体にされるにはもったいない。
随分と心が痛むな…
サガ
サガ
そうだな…。こんなに可愛らしく、綺麗な方にこんな傷だらけの姿は似合わない…

俺達でこの方を守るぞ。
この方に…前と同じような暮らしはさせたくないからな。
アイオリア
アイオリア
そうだな。そうした方がこのお方も安心できるだろう。


そう言いながら、彼らは彼女を守る聖闘士であり、ガードとなった。



彼女が目を覚ますのは一体いつになるのだろうか……

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