第47話

No.33
797
2025/08/25 12:48 更新
「ねぇ、匠海って俺と京介どっちが好き?」




楽屋で休憩中、突然告げられた柾哉くんからの質問。
鏡越しに柾哉くんと目が合う。
どっちもなにも笑、いきなり突拍子もない事を言われてびっくりしてますけど。



「なんやねん、いきなり」





「ねぇ、どっち?」






「へぇ?どっちもなにも2人とも同じぐらい大好きやで!」






「うっそだぁー絶対!!」





突然振り返って、俺が座るソファへズンズンとやってくる柾哉くん。




「ちょ、怖いから!!」





「絶対京介の事、俺よりも何十倍も大好きでしょ?」



壁ドンならぬ、ソファドン?されてる俺。
顔が本気だ。冗談で言ってる訳じゃないことを察知する。



「柾哉くんの事も大好きやで笑笑」 






「伝わってこない、、、、」






「なんでやねん笑」




ソファドン?から解放され隣に座る柾哉くん。



「だって、いつ〜も京介と一緒だしぃ、何よりも京介と一緒だとめっちゃくちゃ、匠海楽しそうやもん。
京介もだけど‥‥‥‥」







「そうか?」




確かに今はおざまきで活動中やから、必然的に一緒にいる時間は多い。気が合うから楽しいは楽しい。




「もっと、かまって!!俺も」





ほっぺを膨らませて俺を見つめる柾哉くん。
いゃー、この人ほんとにあざとい!!







ガチャっ、





楽屋の扉が開き、京介が入ってきた。





「あっ、京介ぇ!!」





「2人、距離近くねぇ?」




大きなソファにギュウっとよってる2人。
この2人は、距離がバグっている。いつものことだけど。




「匠海は、俺よりも京介の方が大好きなんだって」




「はぁ?」





「ちょっ、言うてへん言うてへん!!
京介も柾哉くんも大好きやって言うてるやん!!」



ふっ笑
ったく、この人は、




「俺は、匠海の事好きだけど、likeの方ね。柾哉くんはLOVEの方」




「なんやねん、何惚気てんねん!」




「あぁ匠海ごめん。最近ずっと一緒じゃん?匠海と。
嫉妬してんの!この人。今の口癖「京介は、匠海のこと大好きだもんね」だから」




「あははは、俺に嫉妬してたん?
やからかぁ、急にどっちが好き?って言われて笑笑」




「‥‥‥‥、だって仲良しすぎるんだもん、2人‥‥。
楽しそうだしぃ、なんか空気が‥‥‥」



シュンっとして、垂れた耳と尻尾が見える笑
あきらかに、落ち込んでる笑笑




「安心して、柾哉くん!
京介は柾哉くんの事、ほんと大好きやから。惚気しか聞かんからな京介から。
それに俺は柾哉くんも京介と同じぐらい大好きやで。」



「ちょ、おまえさー何どさくさにまぎれて柾哉くんに大好きとか言ってんの?てか、お前に惚気てねぇから。」





「惚気てるやん!柾哉くんがさぁーなになにやったとかいっつも言ってるやん。」



「ばっ‥‥!!」




「あははは笑 顔真っ赤っかやで京介笑」




「そうなんだぁ笑笑、うふふふ笑笑」




「柾哉くん、俺、柾哉くん大好きやで♡」




「えへへっ、俺も匠海の事、大好き♡」




「うぉーい!!まてまて。おかしいやろ?
お前ら距離近すぎ!!」




「あはっ、京介嫉妬してるぅー」







「よかったな、柾哉くん。」







「えへへへへっ」





ほんまに京介はただの親友や。
恋愛感情なんてこれっぽっちもないから安心してな。

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