第43話

No.29
882
2025/07/27 07:37 更新
「キム、何見てるん?」





携帯を夢中で見ているキムに声をかけると唇に人差し指を立てたあと、携帯を指さされた。




黙って見ろってことね。




♪ 君がいれば  他になにもいらない

I Love you〜〜〜〜〜〜〜




日プ2、過去最高の視聴率のあのクライマックスが流れていた。




♪ 今日だけは 僕を見つめて〜〜〜〜





「懐かしい〜」




「ね?」




「てか、京介めっちゃ可愛いな笑」




「え?そこ?歌、聞いてたんだけど笑 この時から京介の歌大好きだったんだよねー俺。」



「あー、歌はもちろん上手いけど、京介のビジュめっちゃ可愛いやん笑 初々しい笑 いまはオラオラ感出てる笑」




「京介は、今でも可愛いよ笑 変わんない笑」




「いや、可愛いよりカッコいいやろ?」




「ん?そうかな〜」




首を傾げるキムに、自分の携帯を出して京介と撮った沢山のセルカを見せる。



「ほら、見てみ。」



「ほんとだ〜〜、こんな顔俺あんま見た事ないな笑」




「京ちゃんは、柾哉くんといる時と俺達といる時全然違うからなー」




「「理人」」




突然俺の後ろから現れた理人。




「そうなん?」




「そう!柾哉くん、京ちゃんと撮ったセルカ見せてや」




「うん?いいけど。」


携帯を操作し見せてくれたキムのセルカ。


そこに写る京介は、どれもキュルキュルした可愛い京介だった。





「な?タケチー。俺らん時と柾哉くんといる時、全然ちゃうやろ?」




「笑笑、確かに。可愛い京介しかおらん笑笑
キムがあんま見た事ないって言ってた意味もあの頃から変わらず可愛いって言ってた意味も、わかったわ笑」




「???」




ぽかーんって口を開けて、俺の顔をみつめるキム。





「京介は、キムが大好きで。キムにだけ甘えられるんや。」





「そう!だから柾哉くんの隣にいる時は、キュルキュルに可愛くなってまう。柾哉くんにだけ引き出せる表情やな笑笑 親友のたくみんでも無理や笑」





「え〜////、そうなのぉー笑 なんか嬉しいぃ笑笑」




ニコニコ笑うキム。
見てるこっちまでニコニコになるキムの笑顔。
ちゃんと守るんやで、京介。




末永く、お幸せにな。

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