あなたside
リーダーは私をよく可愛がってくれていた。
プロシュートがペッシにやるような可愛がり方じゃない。
どちらかと言うと愛情表現に近いような可愛がり方。
リーダーが最後まで私を行かせなかったのもこれが理由のひとつなのかもしれない。
それでもリーダーは私を置いて、仲間の仇を打ちにいってしまった。
その時、かけてもらった言葉は鮮明に覚えている。
結局、その後リーダーが戻ってくることは無かった。
誰もいなくなったアジト。
みんなと仲良く話していたのが大昔の事のように思える。
何もやる気が起きない。
仇を打たなきゃと思う反面、体が鉛のように重くて動かない。
でも、やらなきゃ。
私が仇を打たないと。
重い体を起こして、ボスの手がかりを探すためにブチャラティ達の行方を追う。
だが。
追っている途中でボス親衛隊のチョコラータとセッコに見つかってしまい、手負い状態になってしまう。
間一髪逃げきれたが、逃げた先でブチャラティチームの1人、ミスタに遭遇してしまい
流石にまずいと思い逃走を図ろうとするも銃口を向けられてしまい、冷や汗がつぅ、と垂れる。
スタンドで抑え込めば行けると確信し、一瞬のうちに動くが、次の瞬間、鈍く銃声が響いて頭に激痛が走る。
痛いし、熱いし、目の前が真っ暗で怖い。
もう死ぬんだという実感がじわじわ後からやって来て、目に涙が滲む。
瞼が重くて目を開けていられない。
次第に走馬灯のようなものまで見えてきた。
チームのみんなとの楽しい思い出、任務のこと。
鮮明に見えてきて、本当に死ぬんだなと実感する。
あぁ。
もし、生まれ変われたら
またみんなと過ごしたいな。
暗殺者の自分が生まれ変われるなんて思ってないけどね。
ただ。どうしてもまたみんなと話したい。
ねぇ、神様。お願いだから、またみんなに会わせて。









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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。