あなたside
パッショーネ。
かって私たちの所属していたギャング組織。
その中でも、私は暗殺が生業の暗殺者チームで活動していた。
加入時は"女”ってのがあってか、周りの視線が痛かった。
あのメローネさえも、私を忌み嫌っていたくらいだし。
チームの雰囲気は最悪だった。
でも、淡々と任務をこなす私を見て、次第に誰も私に文句を言ったりしなくなった。
そこからは、段々みんなと打ち解けていって、チームの雰囲気もだいぶ丸くなったような気がする。
そんな楽しい時間も束の間。
ソルベとジェラートがボスの情報を探っているのがバレて、ボス親衛隊によって消された。
しかも、後日輪切りにされてホルマリン漬けになったソルベの死体がアジトに届いて、絶句した。
リーダーには「これっきりソルベとジェラートのことは忘れろ」なんて言われたけど、私は忘れた時なんて無かったし、忘れるなんてことは出来なかった。
それから2年。
「ボスに娘がいる」という噂を嗅ぎつけて、私たちチームはボスへの反逆を決意した。
ただ、そう上手くは行かなかった。
同時期にブチャラティの率いるチームがボスの娘、トリッシュを護衛するという任務を任されていた。
もちろん、目的は不一致だから敵対することになる。
最初に、ホルマジオがナランチャの所に赴いた。
ホルマジオは暗殺の腕もいいから大丈夫だろうな、なんて考えてたのに、アジトに戻ってきたリーダーの顔が暗くて、焦りが募る。
案の定、ホルマジオがナランチャにやられた。という報告を受けて、感嘆した。
その後も順に、イルーゾォ、ペッシ、プロシュート、メローネ、ギアッチョと作戦の為に動いたが、いずれも失敗。
残ったのは私とリーダーだけ。
どうしようもない不安と焦りに襲われて、ずっと動悸が止まらなかった。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。