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第1話

福富寿一の場合 3月3日
377
2022/02/05 12:34 更新
今日は福富先輩の誕生日
けど、この日はひな祭りでもある…
妙な時期に生まれたんですね…先輩…

あ、いやいや!
今はそんな事はいい!

問題は…

あなた
だから!福富先輩に渡してくれるだけでいいんですよ!
荒北靖友
バァカ!
ンなもん自分で渡せばいいだろォが!
俺に頼むんじゃねぇヨ!このバァァカ!
あなた
馬鹿馬鹿言わないで貰えます?!
自分で渡せないから貴方に頼んでるんですよ!この馬鹿北先輩!
荒北靖友
ウルセェヨ!
俺の名前は荒北ダ!あ、ら、き、た!
分かったか?あなたチャァン?
あなた
先輩なんて馬鹿北でいいんですよ!
荒北靖友
ンだとォ!?
あなた
馬鹿北先輩!馬鹿北先輩!馬鹿北先輩!
問題は荒北先輩だ…
俺が福富先輩に誕生日プレゼントですって渡しても
「お前誰だ?何故知っている?」
って言われるのがオチだ…
俺が勝手に先輩を想っているだけで…

だから、知り合いの荒北先輩に頼んだのに…

荒北靖友
自分で渡してこイ
あなた
あ!待ってくださいよ!先輩!
逃げられた…
どうすればいい…?

"このまま自分で渡す?"

いやいや!
それは無い!

"このまま渡さない?"

んー…
それも嫌だなぁ…


あ、そうだ!




あなた
新開先輩!
これ、福富先輩に渡してくれませんか?
荒北先輩の話によく出てた新開先輩に渡してもらおう…
これでダメなら諦めよう。
新開隼人
うん?いいよ~
あなた
あ、ありがとうございます!
プレゼントを新開先輩に渡す。
でも、何だろう…
あまりにも軽すぎる…
新開隼人
でも、君が渡した方がいいと思うよ?
あなた
え……
新開隼人
君でしょ?靖友が言ってたあなたちゃんって…
新開先輩は俺の事を知っていたのか…
ちょっと驚き。
新開隼人
それにね…
俺に近づき、顔を耳元へと近づける。




___寿一…後ろに居るよ♪



あなた
っ?!
慌てて新開先輩から離れ、後ろを見る。
福富寿一
新開…?何をしている?
そこには福富先輩がノート片手に立っていた…
あれは、荒北先輩に貸してたノートかな?

って!
あなた
ふ、福富先輩っ
福富寿一
ん?何だ?
緊張して声が裏返る。
そんな俺を見てクスクス笑っている新開先輩…
あなた
し、し、失礼しましたぁぁぁ!
選択肢は一つだ…
逃げる!

走る…走って……走って逃げる
新開隼人
アハハハ♪
可愛いねあなたちゃん♪アハハハ!
福富寿一
新開?
後ろで笑い転げている新開先輩…
それを心配する福富先輩…




俺は彼処から逃げたしたんだ…


end
福富寿一
新開…そろそろ笑いを止めろ。
新開隼人
あぁ、うん。すまないね寿一
福富寿一
で?その手に持っているのは何だ?
新開隼人
あ…コレ、さっきの子から寿一にって♪
福富寿一
?何故だ?
新開隼人
何故って…誕生日だからじゃないか?
福富寿一
そうか…
福富寿一
(………何故知っている?)
補足
あなたは荒北と知り合い。
荒北は新開に少しあなたの事を話していた。
新開はあなたの気持ちを知っていたかも?
福富はあなたの事を知らない。

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