今日は福富先輩の誕生日
けど、この日はひな祭りでもある…
妙な時期に生まれたんですね…先輩…
あ、いやいや!
今はそんな事はいい!
問題は…
問題は荒北先輩だ…
俺が福富先輩に誕生日プレゼントですって渡しても
「お前誰だ?何故知っている?」
って言われるのがオチだ…
俺が勝手に先輩を想っているだけで…
だから、知り合いの荒北先輩に頼んだのに…
逃げられた…
どうすればいい…?
"このまま自分で渡す?"
いやいや!
それは無い!
"このまま渡さない?"
んー…
それも嫌だなぁ…
あ、そうだ!
荒北先輩の話によく出てた新開先輩に渡してもらおう…
これでダメなら諦めよう。
プレゼントを新開先輩に渡す。
でも、何だろう…
あまりにも軽すぎる…
新開先輩は俺の事を知っていたのか…
ちょっと驚き。
俺に近づき、顔を耳元へと近づける。
___寿一…後ろに居るよ♪
慌てて新開先輩から離れ、後ろを見る。
そこには福富先輩がノート片手に立っていた…
あれは、荒北先輩に貸してたノートかな?
って!
緊張して声が裏返る。
そんな俺を見てクスクス笑っている新開先輩…
選択肢は一つだ…
逃げる!
走る…走って……走って逃げる
後ろで笑い転げている新開先輩…
それを心配する福富先輩…
俺は彼処から逃げたしたんだ…
end
補足
あなたは荒北と知り合い。
荒北は新開に少しあなたの事を話していた。
新開はあなたの気持ちを知っていたかも?
福富はあなたの事を知らない。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。